アルスター(U’lster)~北アイルランドの英語と

アイルランド語が英語に与えた影響 3


こうして、アイルランド人はイングランド人との接触機会も増えかつ英語を

義務化されたたためにまず、青空教室でも良いので教室を開く必要があり

英語教師が必要となります。結局、この英語教師はアイルランド人が多く

彼らは英語をアイルランド語の発音に置き換えて発音すると言う作業に

出ます。


良い例がNot~これは米国でもほとんどの人がナットに近い発音しますが、

アイルランド語にはオと言う発音が母音上なく、このアで代替します。


厳密に言うと日本語のオとア違いではなく、口突き出すのが「オ」で

口丸めてちょっと奥の方で発音するのが「ア」と言うことになります。


これは長母音と言われる母音を伸ばす発音も同じでWalkはウォークで

なくワークと発音されます。


又英語では2重母音に発音が変わってきたのが1600年中後半との

事で、アイルランドではTakeティクをテーク、Homeホォ(ェ)ゥムを

ホームと言います。

子音も細かく書くのは避けますが、アイルランド語にZ~ズを表し子音がないので

シュと言う音で発音するなどです。


そして1847年から数度に渡る主食のジャガイモの不作による大飢饉がおこり

それまでも大量に流れていたアイルランド移民が国外、特にアメリカ合衆国に

渡ります。その数は累計で700万人とも800万人とも言われます。

このことからアメリカの北東部を除いた地域は非常にアイルランド発音に

影響されていたことがわかります。