バイリンガルに成功したウェールズ 2

ウェールズはウェールズ語ではカムリ、キムリ(Cymuri)と言われ、ゲール系の言葉と

なります。

ウェールズに置いても1970年頃までは50%位の人が英語とのバイリンガル

話者であったのに1900年代末までに20%近くまで落ち込んで行ってしまいます。

Inter Cityと言う特急でロンドンのパディントンから首都カーディフまで

2時間弱、イングランド側のブリストルやバースまでは数十分の距離です。

車でも高速のM4でロンドン中心部かれでもヒースロー空港からも3時間

もかからない距離のためウェールズ語を使う必要性をどんどん失ってきました

しかし、ここでウェールズ議会、行政はウェールズ文化の保持と言う事で

大教育、放送改革を行います。

小中学年齢でのウェールズ語の授業の義務化。道路、鉄道などの公共機関

での英語とウェールズ語の併記の義務。レストランのメニューなども両語が

併記され、BBCウェールズ、ITVウェールズ、Ch4ウェールズの全国地上波

及びラジオでウェールズ語番組の義務化。新聞も6誌でウェールズ語のものが

あり週刊誌や月刊誌も多数ウェールズ語のものが出版されています。

我が父祖の土地(わがふそのとち)、Hen Wlad Fy Nhadau~ Land of My Fathers

はウェールズ国歌とされ当然歌詞もウェールズ語です

又、讃美歌や民謡と言うか地場伝統音楽をウェールズ語で歌うことを奨励してき

ており、英語とウェールズ語のバイリンガルが30%台までに復活したと

されています。約270万人の人口中の70万人ほどですが、これが多いか

少ないか。。。。。

英語とケルト系言語の相違から考えるとかなり多いと言う感想です。