アイヌ、沖縄、台湾、異民族と言われる考察 11

やっと満州辺りから進攻しシナ大陸のメイン部分を平定した清が安定して

きた、1600年代後半、この鄭成功の子孫、一派の駆逐に動きます。

とは言え、未開で原始生活の島リストにシナ大陸から見ると海南島

(ラオス、ベトナム方面にあり、今ではリゾート開発が進み中国の

ハワイなどと中国共産党が喧伝している島です)と並びどうでも良い

島でした。

ただ、台湾は海を隔ててシナ側の福建省に隣接しており、清の進行で

ある程度平定した1600年末ごろから福建省のシナ人が台湾への移住を

始めます。この福建省の人たち、客家と言われる土地を放浪してきた

一族も多く、福建省の地理的状況自体厳しい山岳や谷で生活が

厳しいこともあり現在までも海外に移住する人間が多いことで

知られています。

残念ながら、日本にもこの福建省出身者が多く不法入国しアンダー

グラウンドの犯罪を犯すものもこの地域の人間が多いようです。

台湾側でも島の統一国家があるわけでもなく、当然組織的な軍隊など

もないので、欧州人だろうがシナ福建人だろうが来ても追い返せるわけも無く

年貢を先住民の人たちから取っていたのかどうかも良く分かりません

清の皇帝がこの先住民の人たちを化外の民と言い、どうでもいい民族に

指定してました。一方福建省やシナ大陸南部の人間は移住し出し

台北辺りを開墾したり住宅地にしたり勝手にやりだ。します~

余り先住民族の人口が多くなかったとも推察されます。

この辺りが、先住系民族、1700~1900年ほどの200年間の福建、

シナ南部移民~彼らは当然北京語を話さないし、満州の清に対しても

好印象などないので、実は日本への割譲前でも複雑な人種構成、言語構成

になっていました。

名ばかりは清領ですが本国自体どうでも良い扱いでかつ島内も人種ごとに

てんでバラバラ、ことばもバラバラ