中国が輸出依存しかないのとグローバルの儲け方 8

金融グローバル化でも、サービスが良いとか手数料が安いとかであれば、一般の

ユーザーにしてみれば歓迎なのですが、マクロで見ると資金の寡占化一部の

超大手グローバル企業群に大きな資金が集中して、彼らがその資金力を

使って金融、為替、土地、石油、先物など、市場操作をできるほどの

存在になってしまうことです。

かつてのアジア通貨危機など、このグループが1国の通貨が崩れ落ち国の

存亡を逼迫させるくらいの危機を私企業が引き起こしたり、石油の買い占めなど

で価格を釣りあげたり、株式では売り浴びせ、大量買いなどで株価を乱高下

させたりとやりたい放題になり恐れがあります。

こういう輩が国の垣根を越えて世界中に分散し、節税名のもとに自分たちの株主

及び幹部社員のみ巨万な利益を還元すると言うシステムです。

かつては、大商人や大手金融グループが国家を超えた影響力を排するべく

各種規制をかけていましたがその歯止めがどんどん効かなくなって行く

流れに、流れにとなってきています。

中国の金融市場は、最終的には通貨コントロールは共産党独裁でやっているため

外資が深入りするにはリスクが大きすぎます。極端な例で言えば外貨の送金を

緊急に停止させる措置を中国政府が決めたら、本国への送金ができません。

硬い所では、中国に進出してきた先進国外資系企業への貸付ではないでしょうか

融通性と安心から、米企業なら米系の金融機関、独企業なら独系からなど

ここを中国政府が規制を緩和を進行させればある程度のメリットは出てくるとは

思いますが、それとて独裁国家なのでいつ即日法律変更、実施など日常茶飯事です

やはり、日本に更なる自由化を認めさせて行く方がリスクは全然すくないかと

思われます