アメリカは、彼ら曰く独立戦争と言いますが、1790~1800年ごろに

やっと独立したと言えますし、潜在的には豊富な資源や、農産物、海産物

牧畜に恵まれていて、白人に対しては幅広い教育も施されていたものの

近代的な工業国家のスタートは、南北戦争後の1860~70年代で

第一次大戦前後の1910~20年代で世界有数の富裕国になるのにやはり

5~60年かかっているわけです。

それでもアメリカは曲がりなりにも、自由経済の国です。

一方、中国は自由主義的な経済をとりつつも共産党が大本を自分の都合の

良い風に決めて変えている独裁国家~50年でもGDP世界一(数字の

マジックを使っても)も勝手に言ってろでしょう。

輸出に関しては、とにかく安い製品と元安で、安物攻勢をかけ、招致誘致企業

からは法律(すぐ条例と言って猶予期間もなく変更)やらなんやらで

縛ってワイロ(これは賄賂で認可を甘くさせてやるような感じです)や理不尽な税金

の取り立て、撤退するなら資産の差し押さえなどです。

一方、中国国内の市場。確かに13億超の人口と言いますが、都市部は日本の

物価の5分~6分の一、農村部は9~10分の一と言われています。

中国大好きコンサル会社の人間はビジネス上、それでも10%の富裕層が買えば

日本と同じ購買力とか言ったり、1%でも東京都と同じなどと言いますが

本当に10%いるのかよ??

共産党員が2013年で約8500万人、人民解放軍が約300万人、

公安・警察が4~500万人と言われますが、これでも1億に足らず。特に軍や

公安・警察でおいしい思いしている幹部は10%以下でしょう。

共産党員でもどれだけかわかりませんが、50%以上とは考えずらい。

民間では、創業者などやタレント、スポーツ選手を除いた中間管理職や幹部でも

5~6倍の給与を得てる人間どれだけいるのか?

中国で中国向けの生産をする場合、外資としては圧倒的に価格競争に不利なわけで

利益的な享受があるとは考えずらいかと思われます。