日本の場合明治維新から戦前までは西洋化で、欧州からの歴史を学び、

戦後は徹底的にアメリカ側の歴史を学ばされてきたので一面しか

学習しません。紀元前800~900年頃興隆したカルタゴと言う国が現在のチュニジア

にあたる場所にありました。海賊と言うか海軍が非常に強く大西洋の

北アフリカ側から地中海の各諸島を席巻し勢力を拡大していきます。

地図を見直すとイタリアやフランスの先の島々、シチリア島、マルタ島、

コルシカ島、サルディニア島から北アフリカには非常に近い。

既にローマに屈していたアテネですが、アテネのロードス島、クレタ島やら何やら

大小の島も北アフリカや中東のアラビア半島にも距離的に非常に

近いわけです。

映画などでもしばしば取り上げられるハンニバル将軍もカルタゴの

名将です。

当然、拡大を目指すローマとカルタゴは地中海の両岸でぶつかっていく

わけです。

3度に渡るポエニ戦争で最終的にローマの勝利で終わります。紀元前145年

の頃です。ローマに限らずシナ大陸や後のモンゴルも同様ですが、敵対国を

負かした時、徹底的にその国の都市を破壊し、住民を虐殺、奴隷化する、女性は

強姦して混血児を意図的に増やす。元の国の痕跡を消してしまうと言うやりかたです。

カルタゴも15万人虐殺され、5万人が奴隷になり、強姦でできた混血児の数は

分かりません。都市は完膚無き破壊され船舶は焼き払われ、作物も生えないように

大量の塩ばら撒かれ、塩漬けにされてしまいます。

丁度、カエサル(シーザー)の時代で、謀略にたけていたクレオパトラもこのカルタゴの

事例を知っていたので、所謂「色仕掛け」作戦を加速させます。

無条件降伏(一切、条件交渉に応じない)に固執して、民家への大空襲で焼き尽くし、

原爆落として、憲法変えて、言論検閲、教育の変更~あれ日本も同じじゃん