続いて、リーグ ラグビー ワールドカップ。
もともと英国北部のチームは労働者階級の選手が多く、当時サッカーと違いプロ
登録がラグビーでは1980年代後半まで認められず、彼らは試合中けがをしたら
失職したり、国内でも遠隔地の遠征には会社を休まねばならないなど弊害
が出て行きます。
そこで、激しいタックルを制限して、なるべくスクラムを排し、パスを多用する
新ルールを制定したリーグを作ります。
又、プロ選手も認められた事でユニオンからの選手獲得にも成功。
ユニオンの場合は元来、対抗試合と言う形式でアマシュア色を出していたのに
リーグの場合は年間リーグ戦でプロ色を押し出していきます。
実はオーストラリアではユニオン(実は4番目の人気スポーツ)を抜き、
オーストラリアン フットボールとこのリーグ ラグビーの人気が拮抗しています。
実はリーグのワールドカップは1954年から始まっています。
ユニオンのIRBに対しRLIF~国際リーグラグビー連盟と言うトップ国
大体IRBと同じですが、運営にあたってきました。
この大会もフランス連盟からの働きかけで始まります。但し1980年代後半
からユニオンのプロ容認。フランス自体も中々リーグの人気がユニオンに追いつかないなど
ユニオンと比べて売り上げが上がらないジレンマがあります。
強豪国とそれ以外の国の格差もなかなか縮小されず、ニューz-ランドは先住民のマオリ
代表なんて言うのもあって2チーム出たりしています。イアタリアは別格として本大会には
出れませんでしたが、なんと以外にロシアやウクライナが強かったりします。
日本ではユニオンのルールも知らない人が多い中リーグを知っている人は非常に少ない
でしょうが、前回2013年大会はイングランド・ウエールズ開催で、オーストラリアが
34対2でニュージランドを降します。なんとオリンピックをしのぎ2010~13年の
英国主催国際大会では1位に輝いたり、この決勝は、サッカーのマンUの本拠地
オールド トラッドフォードで行われ74,000人を集めています。
今回は、準決勝でイングランドがニュージーランドに18対20と言う大激戦をくり
広げて大いに盛り上がったようです。聖地ウエンブリーで65,000人が熱狂しました