第一次大戦後、中立と言いながら、武器輸出などで大儲けしたアメリカが

正義の味方を装う、世界新秩序を仲介するアメリカのウイルソン大統領が提唱

した主に欧州の混乱と第一次大戦後の欧州戦後処理をどうするか。。

第一次世界大戦と言う事で、欧州以外にも飛び火した戦争処理の

多国間機関になります。

良く知られるように、アメリカ議会が欧州問題に触れることに反対し、

正式加盟がなされず、オブザーバーでいるわけです。

又、日清、日露に勝ち、第一次大戦でも「連合国(重要)」に入ったアシスト

を日本がしたわけですが、欧米人にすれば異様な参加者となります。

ここで、恣意的な翻訳。国際連盟は英語で

The League of Nations,要は、大国+ある程度の力を持つ国のリーグ戦です。

この時、基本的にドイツが大敗、それに与するオーストリアも敗戦。

アメリカは正式加盟できず。ロシアが潰れてソ連になる

常任理事国はなんと、英仏日伊でした。しかしながら、現在の国連のように

圧倒的な常任理事国の権限も無く、基本全会一致でなければ決議案も通過しません。

ま~、とりあえず、国際機関にしておけばと言う状態です。

更に笑えるのは、ソ連がその加盟国入りし、フィンランドへの武力進攻で

除名。ドイツも過大な賠償金の中加盟したがヒットラーの賠償金のバックレで

脱退。

日本も、有名な人種差別撤廃案が何と英(米)仏に否認されかつ満州国問題で

脱退。

結局、この組織は形骸化してしまいます。ウイルソンは何とか世界の覇権のためにこの

国際機関の強化、アメリカの指導力の強化を望みます。そして狂人フラクリン ルーズベルトに

託されます