1852年、あの男マシュー ペリー~Matthew Perry, 兄のオリバーが高名な
海軍軍人。軍神のように崇められ、米英戦争でも活躍しました。ベネゼエラ遠征
戦争で1819年病没したのですが、後にペンシルバニア州にペリー群と言う地名に
もなりました。
このマシュー、東インド艦隊の司令長官。彼は太平洋膨張の先兵で、当初から
シナ、清朝の利権を狙っていました。香港、広州が英国、澳門(マカオ)が
ポルトガル、フランスやドイツも遅らせならば清に進行していきます。
ロシアも南下政策で清を脅かす。米国も負けてはいられない。
そのためには補給地が必要であり、ハワイ、日本(琉球~沖縄も)、フィリピン
を狙う。特に日本とビルマには開港させる目論見でした。結果、ビルマは
英国に取られてしまいます。
これは、小笠原諸島なども波及し、捕鯨船の基地としても活用したかった!
え!鯨食べるな?おめーらだって食ってたじゃね~か
ペリーは実は大西洋経由で来ており、マカオ~沖縄から横須賀近郊の浦賀に
入港したわけです。
この辺りから、満州国の利権など日米が衝突する兆しがあったのでしょう。
最初は4艦の艦隊、2年後の猶予期間の時は9艦の艦隊と大砲で日本側を
ビビラせて日本を開国させたアメリカ。但し、当時海軍も整備されておらず、
1864年には南北戦争という内戦まで起きるはで、結局、英仏露が日本に
ちょっかい出してきます。
ただ、アメリカもこの数十年後に日本が日清、日露戦争に勝利してしまうなど
夢にも思わなかってでしょう。
日本は危険だ!!!