2014年9月にスコットランド独立へ可否の住民投票が実施されます。
これが茶番に終わるのか本気で独立(即日独立宣言、独立開始は
システム的にも不可能)するのか?
既に、連合王国政府はスコットランド独立した際にはポンド通貨の使用を
認めないと圧力をかけています。
スコットランド選出の国会議員や大臣はどうするんだと言う突っ込みは
おいておいて、EUへの加盟は引き続き継続できそうなのでポンド使用
不可ならユーロの使用に通貨の変更を迫れれます。
実際、ポンド紙幣は、イングランド銀行とスコットランド銀行がそれぞれ
発行しており、勿論英国内ではどちらも使えますが、札のデザインなどが
違います。この紙幣発行権と言うのは重要で独自の金融政策が出来ると言う事
です。
インフレ化、鎮静化、金利策定、為替対策などなど
しかしながら、ユーロに関しては欧州中央銀行が発行しているため、加盟国の
妥協で各種金融政策が取られます。従ってギリシャ危機など起こった時
ドイツやフランスが泣くはめになりました。
軍隊に関しても、現在の連合王国軍からスコットランド人引っこ抜いて
再編するのか?
当然、組織も武器も戦闘機、戦艦などハード面から無線、PCのネットワーク
などソフトの面も一から自前でやり直すのか?
造船や炭鉱が斜陽になったスコットランドでは北海油田の収益がメインだと
言われます。ここも一部イングランドやアイルランドと被ると言われる
油田地域の調整も面倒臭そうです。
ま~アメリカの支援頼みで、せっかくEUに残っても対米依存になるのでしょうが
今のオバマ政権はボロボロで外国に手厚く援助は出せないし、民間のスコットランド系
米国企業や金融機関に頼ると、隣のアイルランド共和国のようにリーマン ショックで
国家破産状態の危険もあるし。。。。
現実性はかなり低いのではないでしょうか