ソフィア、女性の名前に多いものです。ギリシャ時代から知恵と英知
を持つ女神として扱われた名前です。
この名称、ギリシャ正教、東方正教とも言いますが、Greek Orthodox Church
カトリックともプロテスタントも違う教会となります。
主に、東欧に多く布教されている宗派です。
ローマ帝国が東西に分かれ、1453年まで続きました。首都はなんと現在の
トルコのイスンタンブール、当時はコンスタンチノープル。
これが現在でも、トルコ国内でキリスト教徒が残存しEUへの加盟を求める
遠因にもなっています。
で、ブルガリアの首都ソフィア、ここは苦難の歴史の街です。古くはアレキサンダー
大王の支配下に入り、アテネの傘下、ローマ支配に変わり、
コンスタンチウス帝の統治下、この女神の名を取りソフィア(ブルガリア語
ではセルディカ)と呼ばれます。ローマ帝国傘下で、キリスト教とともに
反映し、ローマ帝国外では、最も古いキリスト教化した街の一つと
言われます。
これが、現在、ウクライナ、ロシア、キエフ、グルジアなど正教会を名乗る
地域と同じくソフィアも正教会を自負しています。
但し、ここから苦難の東欧時代が始まります、ハンガリーのフン族の侵入に
耐えたものの、トルコの度重なる侵略、蒙古軍の侵略、特にトルコには
実質、1387年から1879年まで断続的にトルコ支配が続きます。
ロシア・トルコ戦争で解放され、大きな領土を回復しブルガリア王国になりますが、
又ロシアの強い干渉を受けます。旧ユーゴ地域やギリシャ、トルコ、ロシアの
間を硬軟組み合わせ、時には汚い外交、戦争やりながら生き延びます。
第二次大戦中はナチス ドイツについたり、1944年末にはソ連に一方的に
進攻され、傀儡共産党政権に蹂躙されてしいます。
現在はかなり、トルコ系の血が混血していますが、一部のケルト系、英国の土着系
アイルランド、スコットランド、ウエールズ,
コーンウォールに住み着いた人たちなのですがこの周辺
にも移動した人と(元々独、蘭から移動人たちが混血した)を支配していた時期も
ありました