12月4日、IMFは韓国と暫定融資の議定書を取り交わします。なんとこの
さなかに韓国では大統領選を行っていました。誰も、こんなことになるなんて、
1ケ月半前には予想もしていなかったので、もう大混乱です。
「スタンド バイ 協定」と言い、金融財政の強い国が不足分の追加融資を
引きうけると言う協定で、日本も100億ドル拠出させられます。
後述しますが、IMFも欧米各国も日本のような甘ちゃんではありませんでした。
日本に対する面子とプライド優先して白人国家に頭を下げたからには、
12月12日、韓国での資本自由化を宣言させる。(外資規制の大幅緩和)
12月18日、金大中が韓国大統領に当選。
22日に世界銀行、アジア開発銀行からの総額、約320億円の融資決定。
それでも、空売りは続きます。1月半ばには1ドルー1800ウォン代に、
もう、2ケ月で、ウォンの価値は半分です。
ところが、1月29日に、日米欧銀行団との債務繰り延べ支払い~ようは
支払い何カ月か待ってやるよと言う事です。ここで、ハイエナ共も流石に
諦め、資金回収に走ります。この日、1ドルー1678ウォンが翌日、
1542ウォンまで戻し、ここから為替相場は安定してきます。
翌年1998年には指定財閥の約50社の解体も始まるわけです。
このIMFの融資条件は;
財閥の解体や徹底てきなリストラに加え、韓国の輸入制限の撤廃もしくは大幅
緩和、資本の自由化~外資規制の大幅緩和、外国人投資家による金融商品や
社債の購入の自由化などです。
金大中になって、急に日本製品や日本文化(実際には地上派は日本語禁止。漫画、
ゲームは日本語表記は全て末梢し韓国語にすること)を受けて入れたような事を言ってますが
この97年のIMFの条件の誘導です。
結果、当然のように、銀行、証券、保険などが外資に牛耳られます。財閥再編で
生き残った企業も、多くの株主が外国人や外国企業になります。~ この辺りの悲劇が
10年経過して又起こるなんて!!