ガラテイア~Galatiaは現在のトルコの中央部の都市で、ここでは
ユダヤ系のキリスト一派の教義とローマ帝国の律法とどう相対
するかを問答しています。
エフェソ~Efesは現在のトルコの西部でアテネ時代から属州として
栄え、神殿なども現存しています。
キリスト死後、高弟ヨハネ(John)とともに母マリアが移り住んだ
というか、弾圧、処刑を恐れ逃亡?潜伏していたところと
言われています。
ローマ帝国分裂後も東ローマ帝国(ビザンチン)の要所として
栄えたこの都市は、何度かキリスト教の全体会議~
公会議の場所となりました。
ピリピ~Phillipi、古代のアテネ、マケドニアで地中海の覇権を
争っていた時、マケドニア王のフィりポス(英語ではフィリップ)王
にちなんで、名つけられた都市名で現在のギリシャの
西部地中海側にある場所です。後にスペインのフェリペ2世が
自分の名前を貸与しフィリピンとしたのと同じ感じです。
この都市は残念ながら10世紀以降、トルコの侵略や
一時セルビアの占領などが繰り返され現在では廃墟に
なってしまった。
大聖堂があったとも記録されていますが、トルコ人やスラブ系
民族の争いで、都市が破壊され、単なる石切り場のような
状態になってしまったようです。
これも宗教争い、又同じキリスト教内、イスラム教内でも
争うと都市ごと破壊してしまったと言う残骸でしょう