第2部では妻のクリスチーナが信仰に目覚め、子供たちを
連れ、夫の住む聖なる街に向かう、苦難を乗り越えながら
キリスト教的美徳で打ち勝っていくというものです
冒険小説ですが、清(新)教徒(逆に、カトリックを暗示的に
敵にするなど)が聖地に向かうと言う切り口を付け
宗教書のような読まれ方までなってしまいました。
これは、作者バンヤンの高度な文章力や秀逸な
ネーミングにようるものでしょう。
物語は英国からイスラエルまでなのですが、米国へ
移民するクロムエルに迫害された、別派の清教徒
達、それに続く者たちにはバイブルのように
なったと言われます。
アメリカに行けば、聖なる街があるはずだ。
英国で迫害、苦難を受けている~破壊の街
にいる我々が原罪を捨て聖なる街にたどり着くんだ
で、原住民のインディアンが敵、アポロンに
なってしまったのでしょうか?
いずれにしても、各所に影響を与えた物語です