バルカン半島、旧ユーゴスラビア、ギリシャ、トルコの一部、
旧ソ連のアルバニア、ブルガリアやルーマニアの一部を
含む場合もあります。
この地域は、東ローマ帝国とトルコの分捕りあいから
オーストリア~ハンガリー帝国(元首はハプスブルグ家
だが、ほぼこの2国は自主権があり、ほぼ独立国家)など
第一次大戦直前まで、何度も大国に支配される歴史でした。
特に、旧ユーゴは小さな小国なのに民族意識、独立心が高い
地域で、7~8ケ国に分かれ、日本で言うと各県が分裂
した感じで、言葉についても違う言葉と言うのははばかるように
似たスラブ系言語です。
第一次大戦はオーストリア皇太子暗殺事件を、旧ユーゴ独立派が
起こしたことからはじまりました。
第二次大戦中はドイツ、イタリアに支配されていました。
その間も激しい内戦が止まらず、親ソ連派がドイツの敗戦
とともにセルビア、クロアチアを中心に旧ギリシャのマケドニア
モンテネグロ周辺も併合して行きました。
一方、スターリンが内政干渉を露骨にやるとティトーが
大反発し、得意のゲリラ戦、テロ攻勢でソ連の影響力を排除
して行きました。その後微妙な距離感ソ連との間に作ります。
とにかく内戦だらけなので、米国、カナダ後に豪州、NZへ
移民、難民になった人が大量に出ました。
そして、1990年代共産主義国崩壊で、又ユーゴ内戦が
勃発。血で血を争う殺し合いが続きます。
クロアチア VS セルビア、ボスニア・ヘルツゴビナ
戦争、更にここから独立したいコソボ内乱
豊かなスロベニア、ギリシャ系のマケドニア、モンテネグロは
しらっと独立して行きました。
非常に難かしい、ユーゴ連邦、社会主義で、多民族、多宗教
(キリスト教でも東方正教会メインだが、カトリック、プロテスタントが
混ざり、トルコの支配地域はイスラム教、加えてユダヤ人)
日本人が想像もできないほど、一神教は他の神を排撃します。
同じ宗教でも宗派が違うと邪教扱いでつぶしにかかります。
多言語(~う~ん)
数百年、殺戮の内戦史。。。EUも調停を何度も試みましたが
上手くいきませんでした。あのおせっかいの米国も触れようと
したくありませんでした。