8世紀から9世紀に完成された叙事詩(Epic)で、英国文学最古の
古典と言われています。
粗筋はデネ(デンマーク)の王となる勇士ベオウルフの生い立ち、
ドラゴンや居住のオロット宮を襲う巨人グレンデル(類人猿のような
風貌)を退治し国を守り名王になると言うものです。
最後はドラゴンと相打ちになり部下に見とられながらも
国を守って殉職すると言うものです
後のアーサー王伝説や、ホビットの冒険指輪物語(ロード オヴ ザ リングス)、
などに影響を与えたと言います。
映画、「猿の惑星」も異文化だが人間未満の日本人を意味し風貌は
このグレンデルを模したのではとの説もあります
確実にエッダ、サガーと言った北欧の叙事詩の影響を受け、
舞台はデンマーク、オリジナルの言語は
非常に北欧語に似た古英語で書かれています。ウエセックス
(現在のロンドンから西の地域で、バースやブリストルなど含む
地域)やマーシア(中~北部)が標準言語とも言われています。
アルフレド大王、アングロサクソン7王国の時代です。
後にシェークスピアの「リア王」や「ハムレット」も北欧の
物語、伝記をもとにしてました。その後彼は、ネタにつまったか
ローマ帝国物、それで英国の歴代王制ものにシフトしていきますが。
で、ゲームの題材に又使えそうなベオウルフ伝説でした