日本語の文法的な特徴は大きくわけると2点か考えます。

膠着文法と言うらしいのですが、


1)国語や古文で面倒くせ~なと思いつつ暗記させられる

動詞などの活用と言うやつです。これは最後まで聞かないと

分らない、逆に言えば最後で劇的に話を内容を変えられます。

「飛ぶ」ですが、「私はそこまで飛ぶ」「飛べる」え~「飛べない」

「飛べ」まで聞いていてもさいごまで聞かないと逆転されることもあります。

国会答弁や記者会見で愛用されている表現です


英語では、早い段階で、現在、過去、未来や、否定、肯定を言うので

最後に変えるのは非常に厳しくなります。

I cannot jump there, I jumped thereなどです。


中国諸方言も、否定~「不(プー」を最初に持ってきます。


2)格変化の多様さ自由さ

小難しく言うと助詞、助動詞、接続詞、接続助詞等々

「てにをは、が」などや「れる、られる、される、」「なので、それで、~ば

(ならば)」枚挙にといません

これもちゃんと聞かないと自由すぎて誤解を招くときもあります。


一方、発音では、いろいろ変化はあるのですが、


大きなところでは

1)ハ行=パ(P)-ファ(φ)~江戸時代ごろにハ(H)になった

ここで分岐したのが、所謂、私のはの「は」が「わ」と発音されるように

なりました。

このことから、現代の日本語の、ヒはHIでは無く、もう少し力強い

(çi)です。

従って、ha,çi,φu, he(φe), hoとなります。早口で言うと、「ファフィフフェヒョ」

のようになってしまうやつです。


2)タがチに

「てふてふ」と書いて、喋々~ちょうちょうですが、これも上記の

ハ行の転換の影響で、平安末期から江戸にかけて、

てふ~ては(私はの「わ」の音)~てわ~ちぇわー~ちょうのような

変化です。


現代日本語は江戸中期から発音的にはほとんんど変化が

無いと言います。

TVでみる時代劇もかなり、せりふは忠実にさいげんされてる

と考えてもいいようです。