英国、南東部、今では西部でもYour, First, Thereなどのrは発音しません。

しかしながら、次に来る言葉が母音の場合、r が突然現れてきます。


Your eyes = ヨー(ラ)イズ、 There is = ゼアー(リ)ィズ、Forever =

フォー(レ)ヴァー、 More over = モー(ロ)-ヴァー


これはリエゾン(Liason = フランス語ですが)の法則によります。フランス語は

リエゾンしまくりなのですが、ようは、 in a day or two = イ(ナ) ディ オー ツー

など最後の子音と次の母音がくっついて一音に発音されることです。


これから見ると、この母音間や語尾のrはやはり、rightなどのrと同じ発音で

あったと推察されます。こちらは推察ですが、独特なアメリカ西部の同じ

所でのrはこのrightのアール、多分 無理やりの日本語だとfirstがフィルスト~

からファーストになる中間の状態でファールストのようなものが現在に

残ったと推察してます。結果、アメリカ西部ではこの種の発音はありません。

Foreverがフォルレヴァーはないのです。


因みに、イタリア語、スペイン語、日本語、ポルトガル語など最後が母音で終わる

言葉が多い言語はリエゾンは非常に少ない。日本語で(日本語学専門でないので

間違っていたらすみません)唯一終わりが子音の「ん」につながる言葉が

リエゾンになったのかもしれません。知らない~知んない(違うかな?)

でもしりとりでは「ん」はアウト「ですよね。


又、英国南東部では本当に r がいらないのにお化けではなく、新種として

現れてしまいました。これを挿入 r (intrusive r )と言います。

There など最後が「ァ」=eのそっくりかえった発音記号の曖昧母音

の流れからスペルにrがないのに、のりで、idea of =アィデイア(ロ)ヴ

Opera is = オペラ(リ)ズ(一見あってそうですが、オペラのラと言ってるので

次のrはない)おかしいのですが、全く普通に発音しています。

なんとはこれは上流階級の人も発音してしまうものです