ロンドンの下町や、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの特徴である

「エィ」を「アィ」と発音する話をしました。1400~1600年頃起こったイングランド

上流階級での母音の劇的な変化母音大変遷です。因みに、日本語の古文の

教科書でやるかも知れませんが、「てふてふ」=「ちょうちょ」「~あらう」=

「~あろう」は平安時代(京都、関西圏ですが)本当にこういう風に発音してたそうです。


この母音大変遷はエィ・アイだけでなく、長母音の二重母音化と言うのがありました。


Name : 「ナーメ」~「ナェ(ィ)ム」~「ネィム」

Home : 「ホーメ」~「ホゥム」~「ヘゥム」(「e」がじっくりかえった発音記号で

所謂、ガールやアーリーなど曖昧な母音と言うやつになりました。


これは英国からの移民の出陳地、時期(後日)に顕著に影響されるのですが、

なぜか、ロンドン周辺の庶民は「エゥ」からなぜか「アゥ」になってしまいました。

上記の「アィ」と含めて、じゃ~About, 「アゥ」や元々「アィ」Fightとはどうなんだ

って言う問題はまた後日。


英国からの定住移民団や大量の官僚、軍の派遣は大体3~4期の大きな

流れがあります。1640~50年、1790~1800年、1840~60年(詳しくは

後日)。

この「アィ」や「アゥ」は米国移民では一般に定住移民には見られません。

逆にHome,ホームやWalk(ワークからウオークに英国東南部)ではなった

ワークの発音がかなり残っています。彼は1640年代、特に厳しい暮しを

要求された、アイルランド、ウエールズ、イングランド北中西部から

移民を多くしました。一方1700年後半~1800年中盤、彼らはこの発音を

受け継ぎました。。。


次回は、更に二重母音対長母音、又地味な所で北アイルランドの英語

(そんなにトピックスではないですが)の歴史を書ければ