そして1992年、マーストリヒト条約が発効されEU(実際は96年以降とも

99年に発行、経過措置を経て2002年のユーロ通貨の統一とも言われますが

良くわからん。ま~ざっくりです)の発足が合意するわけです。

 

EU人の人の往来.居住の自由。輸出入関税の撤廃。通貨の統合。

安全保障はNATOの強化っていうことなのですが

 

  1. 既に95年ごろから独・蘭・ベルギー辺りはパスポート無しで入出国できるようになりました。これに敢然と逆らってダラダラ引き延ばしたのが島国英国で(半分は本当ですが)麻薬が欧州大陸特に軽い大麻を黙認している独蘭から英国に入るのを防ぐと言う名目で欧州内の移動の飛行機・船舶のパスポートコントロールを継続していました。

これに怒った、独仏蘭伊などは英国からの航空機だけパスポートコントロールを

やると言う報復合戦になります。

 

  1. ユーロへの不参加

独主導の欧州統一銀行案に敢然と逆らい、伝統的に非常に強固なシテイーの金融業務と(表面上外資撤廃した)米国・ユダヤ・中東オイルマネーを取り込みポンドの継続使用をやめません。

当然、金融政策・通貨発行権も欧州中央銀行(実質はシティーのイングランド中央銀行)に譲ることはありません。

何を意味するかというと依然欧州通貨と為替レート・交換が発生するわけです。

 

独はECUと言うバーチャル通貨単位でリハーサルを行い、ユーロも3年かけて完全

移行したのですが、これにたいして左翼的かつ庶民の質素は美徳と言う緊縮財政で独に

逆らいます。

 

  1. 国内の税制

どうしてもEUで統一できなかったのが、各国の付加価値税(消費税のようなもの)の

同一%化と煙草・酒税・ガソリンなどの税金。農業などの補助金です。

ただし、欧州内部で一度購入した物品にたいして2重課税はしないということでした。

2000年代初頭英国のタバコ及びガソリン税は異常に高く、隣国フランスの1.5~2倍

のタバコの値段がしました。結局ユーロトンネルや列車・フェリー・航空機の便利さが

向上し多くの英国の愛煙家自分だけでなく知人や親せきのぶんまで大量に仏やベルギーからタバコを購入して英国に持ち帰る事例が頻発します。当時喫煙者の筆者もよくやりました。

これに怒りしんとうの英国政府はTV・新聞などで大々的な告知を行い。確かタバコ1カートン以上買った場合税関でEU成立以前の税率をかける。税金払わず不法に持ち込んだら速攻廃棄としたわけです。

 

ここで(売り上げ減を恐れる)仏独が怒り出し大モメにモメるわけです。

欧州大陸側は高い煙草の代わりにウイスキーやジンなどに以前の関税をかけ報復措置をとります。

 

だから今更EU離脱云々いってますが20年ほど前もこんなもんだったんです。

 

で、結局なし崩してきにそのうち沈静化していったのですがね。。。。。

 

英国が裏切ったEFTAも確かノルウエーやスイス(永世中立)なんかも、まだEFTAって実質機能してるのかわかりませんがEUから最恵国待遇でほぼEU加盟国とかわらないそうです。

どうなんでしょうかね。。。