息が苦しそうなので口から息を吹き込んだが
もう、息も入らなかった。
知古璃は私の腕の中で
大きな瞳で私を見つめながら
力つきました。
危篤になって
壮絶な苦しみの2週間が嘘のように
静かな旅立ちだった。
10月25日6時42分のことだった。
昨日 初七日でした。
前日まで「いやー!いやー!」
大声で泣き叫んでいた知古璃
最後の夜は
静かに私の胸の上で寝てくれた。
16歳3か月の生涯を終えた知古璃
私の手のひらに生れ落ち
私の腕の中で息を引き取った。
私の一部だった知古璃
この悲しさ 寂しさ 苦しさは耐え難い
心に大きな穴が開いて・・・
しかし
これ以上 知古璃を苦しませてはいけない
もう頑張らなくていいよ。
ありがとう!
ありがとう!
ありがとう!
よく頑張ってくれたね・・・
私のもとへ生まれてきてくれて
ありがとう!
愛をいっぱいありがとう
とっても幸せな16年間だったよ
その日は 午後から大仕事があり
どうしても休むわけにいかず
留守中に知古璃にもしものことがあってもと
覚悟していた。
しかし・・・
親孝行な知古璃は私の心配が通じたかのように
早朝に逝ってくれた。
翌日 獣医さんの奥様が
大きな花束を持ってきてくださった。
知古璃ちゃんが頑張ったからって・・・
知古璃よかったね!
知古璃の遺体は石より冷たい
氷より冷たい
でもまだまだ連れていたい
でもよい日は27日のお祭りの日しかない・・・
お神輿が家の前を通るのを家族と一緒に知古璃にも
見せた。
そして そのあと
勇気を出して知古璃を埋葬した。
私の知古璃だから私が決心しなければね!
最後の頬ずりをした・・・
石のように固くなく冷たくなかった。
獣医さんのお花をベッドにして寝かせた。
父が迎えに来てくれたはす
そして天国で4匹のヨーキーの再会
天国でもブイブイいわせてね!
そして
早く成仏してまた私の元へ生まれてきて!
知古璃の生まれ変わりは絶対わかると思う
最後になりましたが
ご心配くさだった皆様 感謝しております。
ありがとうございました。

