東野圭吾ミステリーズ
第5話「甘いはずなのに」
どんでん返しの深い話だった・・・
8月2日(木)放送済みだからネタバレあり!
反町の演ずる中川伸彦の連れ子が
ある朝 突然に 一酸化炭素中毒で死んだ。
中川伸彦はどうしても新妻を疑ってしまう。
再婚相手の加藤あい演ずる尚美と沖縄へ
新婚旅行なのに
首を絞めようとする
新妻は「殺して 殺して ・・・甘い生活のはずだったのに・・・」
と、静かにつぶやく
場面が変わり ホテルの隣の部屋の人が
飛行機でもホテルでも偶然一緒になったご縁
乾杯しようと
ブランデーを持ってきた。
(スーツケースをちら見するこの男性
ゆすりに来たか?)
何故か自分の昔話を語りだす。
その時は妻がおいでと手を振ったから
自分の手を振り払って踏切を潜り抜けて
轢かれて死んだと思い込み妻を憎んだけれど
後後で判ったことは
妻は来ちゃダメとてをあげたのだった。
その誤解の精で二人は地獄の中だったが
誤解が解けた今 前より一層深い愛で結ばれたというのだ。
その話を聞きながら
仲川伸彦は1年前の事件の日を思い出す。
すると どんでん返しの真実が・・
思い出されてきた。
あの時は見えなかった真実
実は自分自身の不注意でバイクをふかしたまま
近所に呼び出されて出かけた自分の精だという事実
車庫と居間の間の扉が半開きになっていて・・・
一酸化中毒・・・
犯人は自分だった
新妻は彼が自分の精で子供が亡くなったと思わないように
ひとりでに石油ストーブが不燃焼で一酸化中毒で亡くなったように
ちょっと工作したのが彼女への不信感を呼んでしまったのだった。
それを言い訳もせず 殺して・・・といった彼女の深い愛
知らぬ間に犯した自分の大きな大きな過失に更に罪を重ねるところだった。
偶然にもそれを感じた飛行機で同乗した夫婦に
救われた二人
このどんでん返し
ネタバレをしないと私の感動も語れない
知らぬ間に過失を犯してしまっている怖さ
他人がしたと思い込んでいたら
自分がしたことだったとか・・
ざらに日常茶飯事であるのではないかと
怖く思った。
「100ぺん探して人を疑え!」と
言うことわざもそういうことかもしれない
凄く深い心理サスペンスだった。
忘れられない・・・