
雅紀を見送る日、近親者のみの中俺も参列することとなった。雅紀の家族から「翔ちゃんには是非参列して欲しい。雅紀もその方が喜ぶから。」と。
正直、雅紀が花に囲まれて箱に蓋をされ姿が消えてしまうのを見届けるなんて辛くてたまらないけれど俺と雅紀の関係を認めてくれた家族からのお願いならば雅紀の為にも参列しようと思った。
親族達の怪訝な視線からを逃れるように建物の外に出て雅紀が登って行った天を見上げていた。
「翔ちゃん、今日はありがとう。」
雅紀のお母さんが後ろから声をかけてきた。
「いえ、親族でもないのに呼んで頂きありがとうございました。何か逆に申し訳ないです。」
「ううん、雅紀も翔ちゃんに会えて嬉しかったと思うわ。」
「そんな…」
「これを翔ちゃんにもらって貰って欲しくて…。」
そう言うとお母さんは俺に小さな紙袋を俺に渡した。
そっとその中身を取り出してみると……
雅紀と北海道に行った時のお土産で買ったキツネの木彫り人形と小さな巾着袋の中には雅紀がいつも身につけてくれていた俺がカナダで買って来たネックレスが入っていた。
それから雅紀が使っていたスマホ。
手に取ると衝撃からかカバーは傷だらけで画面もひび割れていて俺が目にしていたものとは違っていて胸が苦しくなった。
「いいんですか?コレ…。」
「雅紀がとても大事にしていたものよ。スマホはもう解約してあるわ。こちらで初期化して処分も考えたけど中を確認したら翔ちゃんとの思い出が沢山詰まっていたからこのままにしておいたの。」
電源を入れると画面に俺と雅紀の写真が映し出された。

「雅紀……」
「雅紀が救出される時そのスマホを胸に抱くように握りしめていたそうよ。
右手だけが汚れて傷だらけだったのはきっと手から離れてしまったスマホを必死で手繰り寄せたんじゃないかしらって。翔ちゃんとの思い出が沢山詰まったものだから…。」
と涙ながらに話すお母さんの言葉に俺は紙袋とスマホを持つ手が震えていた。

その震える俺の手を優しく包んで申し訳なさそうに言った。
「だけどね、翔ちゃん。こんなお願いしておいて言うもの何なんだけど……。」
ゆっくりお母さんの顔を見ると何処か寂しそうに優しく微笑んで
「翔ちゃんはまだ若いしこれから沢山の出会いがあると思うの。だからお願い、前を見て幸せになってね。雅紀もそう願っていると思うから。今日はありがとうね。」
そう俺に声を掛けると静かに戻って行った。
雅紀のスマホであの日俺と最後にやり取りをした画面を開くと既読になってない俺からのメールそして着信が最後で俺のスマホにに届いた
『翔ちゃん、ごめんね。大好きだよ。』
のメッセージは打たれていなかった。
「どうして……雅紀……雅紀……まさきぃーーーーーーー(泣)」
俺は雅紀が俺の元から居なくなってこの時始めて声を上げて泣いた。
何度も何度も雅紀の名を呼びながら……
.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡

そしてなかなか進まなくてごめんなさい
因みに解約したスマホのLINEが見れるのかちょっと分かりません💧そこはスルーでお願いしますオホホホ
相葉くんに多くのお仕事が来て嬉しい限りなのにお話では辛くて悲しいので複雑
まぁ勝手に書いている妄想なので許して下され
Callaway🏌️♂️のインスタがARASHIのインスタのストーリーが頻繁に上がっていた時の様で更新が嬉しいね。
アキュラホームの新CMも嬉しいね








