授業の合間に携帯を開くとニノからのメールが来ていた。
引退試合は優勝とまではいかなかったがエース雅紀の活躍もあって準優勝まで行くという結果を残した。
『報告ありがとう。雅紀に、お疲れ様と伝えてといて。』
と、返信すると
『それは直接本人に言って下さい。きっと待ってますよ。』
と返ってきた。それもそうだと思い。
『了解。』と打ち返し教室に再び戻った。
授業が終わり「お疲れ様〜」とスタッフに挨拶すると「お疲れ様。今日はありがとう。」とご機嫌な様子で挨拶をされた。
ニコニコ会釈したが本当だったら休みで雅紀の応援に行けたはずなのに…と腹黒さが顔を出した。
夜、落ち着いたところで雅紀に電話をした。
ワンコールで「もしもし翔ちゃん。」と雅紀の優しい声が聞こえた。
「雅紀、お疲れ様。今日行けなくてごめんな。」
「翔ちゃんもバイトお疲れ様。俺も優勝出来なくてごめん。せっかく翔ちゃんから勝ち守りもらったのに…。」
「そんな事ないだろ。大活躍したって聞いたぞ。」
「ニノから?」
「あぁ、試合終わって真っ先に俺にメールくれたよ。あいつは相変わらずお前の親衛隊か護衛隊だな。」
「何それwww。」
携帯から聞こえる雅紀の笑い声にほっとして顔が緩んだ。
あ〜雅紀の顔が見てぇ。
顔を見ながら電話が出来ればなぁ。
お互い顔を見ながらあんな事しちゃったりして…。クッソ〜、今度買い替える時は絶対テレビ電話機能付だ!
「ねェ翔ちゃん、約束覚えてるよね?」
下心を持ちながら機種変に意気込んでいると雅紀の甘ったるい声が耳をくすぐった。
「約束?」
「試合終わったら翔ちゃんパワーをくれるって。」
翔ちゃんパワー…つまりそれはS〇Xだよな。
まさに今そっち系を思い巡らせていた俺は雅紀からのお誘いに身体が反応しそうになった。
「あぁ、覚えてるよ。何?そんなに俺のパワーが欲しいってか?www」
「翔ちゃんのいじわる。」
「ウソウソ、俺もめちゃくちゃ注入したい。」
「注入って何か言い方がヤラシイ。」
「雅紀の方がヤラシイぞ。考え過ぎー。」
「「wwwwww。」」
次のデート…いやHの予定の日を決めて電話切った。
そしてベット脇のゴミ箱はいつもより多めのティッシュの山となり雅紀に触れ合える日を思いながら眠りについた。
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今日からヒットマンの二丁こと十吉さんがどんどん格好良くなっていくね。(もともと格好良いけどさ)
人差し指でクイクイッって呼ぶ仕草はドッキューン💘だったよ。
ではまたね
櫻葉不足なのでお話でイチャイチャさせたいなぁ
ぶいちゃん