雅紀に覆いかぶさり勢いよく咥えて塞いだ雅紀の薄い唇の間から舌を押し入れて雅紀の舌を追いかけ絡めた。


苦しそうにもがく雅紀を自分の身体で押さえつけた。


「んんっ、ちょっ翔ちゃんやめて。どうしたの?!」


唇が離れ雅紀の困惑した言葉には答えず半ば強引に首筋に唇を這わし雅紀の香りを吸いこみながらセーターの裾から手を忍ばせたところで


「やめろってば!!」


上半身を起こしながら俺を思い切り押し退けた。


「何、翔ちゃん急にどうしたの?酷いよ無理矢理するなんて。」


唾液で濡れた唇を拭いながら涙目で訴える雅紀を見て俺は物凄い罪悪感に陥った。


「雅紀、ごめん!おっ、俺マジ最低だよな。ホントごめん!」


雅紀の前で土下座をして誤った。


「何で?何で急にこんな事したの?」


「あいつ…俺には知らない雅紀を沢山知ってるって。」


「あいつ?」


「流星だよ。あいつお前の事そういう目で見てるぞ。」


「だから何?流星が俺の事思ってるからって翔ちゃん不安になっちゃったの?」


「……。」


「バッカじゃない!流星は中2だよ。俺の事何だと思ってるの?俺は翔ちゃんの恋人じゃないの?」


本気で怒ってる雅紀を目の前に下げた頭を上げられないでいた。


そして本気で怒ってる雅紀も可愛いなと思っていることは心に留めてひたすら誤った。


「翔ちゃんはさ、俺と流星に何かあると思ってるの?俺信用されてないの?俺の初めては翔ちゃんなのに。間違っても流星とはそんな事にはなるわけないのに。それなのに翔ちゃんは…っ。」


「分かったから。うん、分かってたんだけどホント、ごめん。」


俺は雅紀を抱きしめてからゆっくりと目を合わせた。


「雅紀、嫌な思いさせちゃってごめんな。」


雅紀は「うん」と頷いてチュッと唇にキスをくれた。え?


「仲直りのキス。」


「じゃ、俺からも。」


「ダーメ!止まらなくなるでしょ?テスト勉強しなくっちゃ。」


ツンデレ雅紀は姿勢を正してペンを持った。


「あの〜テスト終わったらいいですかね?」


俺の懇願の問いかけには返事はなく顔を見ると優しい笑みを浮かべながらテキストを解いていた。




数日後、お互い無事にテストを終えて「翔ちゃんのお陰だよ。」と喜ぶ雅紀の結果は全て平均点を越え英語の結果に至ってはこれまでの最高得点を取ることが出来た。


俺も問題なく進級は確定してほっとした。


さらに旅行のお許しも出て春休みが待ち遠しくなった。


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〜 Happy Valentinesday 〜



バレンタインのお話も書きたかったけどもう終わっちゃうね驚き


素敵な1日を過ごせたかしら?

私からも、


キャ〜ラブやっぱりお似合いよねラブラブラブラブ





ではまたバイバイ照れ




ぶいちゃんクローバー