今にも雪が降り出しそうな1月25日の朝、駅の改札口でポケットに手を突っ込み寒さを堪えながら行き交う人達を見ていた。
「う〜っ寒っ。」
足早に歩く人達の足音に混じりパタパタと駆け寄る音に視線を送ると愛おしくて可愛い恋人が白い息を吐きながらやって来た。
「翔ちゃ〜ん。おはよー。待っちゃった?」
朝イチで見るこの笑顔堪んないだよなぁ。
目覚めの一発目に携帯を見たら「誕生日、おめでとう」のメールも送ってくれていた。
目尻が下がる思いもありながら
「お前がいつもより10分早めに待ち合わせしようって言ったんだろ。朝の10分はでかいんだぞ。寒くて凍え死ぬわ。」
なんてわざと意地悪く言う俺に
「ごめんね。」とモコモコの手袋をした手で俺の頬を包んだ。
そんな可愛い事されたら身体は冷えていてもハートは沸騰するくらい一気に上昇だ。
「まだ時間大丈夫だよね?ちょっとこっち来て。」
時間を気にしながら俺の手を引いて人目の付きにくい場所へ移動した。
「何?何?」
俺の前でしゃがんでリュックの中をゴソゴソと中から袋を取り出して
「翔ちゃん、誕生日おめでとう♡」
ふわりと俺の首にグレーのマフラーを巻いてくれた。
「え?あ?ありがとう。」
「うん、よく似合うよ。手袋と迷ったんだけどさ。手は手を繋いで温められるじゃん。どお?気に入ってくれた?」
「当たり前じゃん。めちゃめちゃ嬉しいよ。」
「フフフ良かった。後ね、これも。」
ラッピングされた小さな袋を渡してくれた。
「あのね。クッキー焼いてみたの。流石にケーキは学校に持っていけないでしょ?」
「マジで?」
「初めて作ったからあまり上手く出来てないけど…。」
「雅紀ィ。」
俺はここが外で駅だと言うのに堪らず雅紀を抱きしめた。
「うわぁ!翔ちゃん誰かに見られちゃうよ。」
「構わないよ。見せつけても良いくらいだ。俺の自慢の恋人だって。最高のプレゼントだよ。ありがとう。」
「ヘヘヘ付き合って初めての翔ちゃんの誕生日だからさ張り切っちゃった。同い年期間が終わっちゃってちょっと寂しいけどね。」
思えば毎年彼女から誕生日を祝って貰ってそれなりに嬉しかったけれどこんなにも嬉しさが溢れしまう誕生日を迎えられるのは初めてって言うくらいの感激で感動だ。
「改めて、翔ちゃん誕生日おめでとう。」
「ありがとう雅紀。ちょっと良い?」
「ん?」
巻いていたマフラーを雅紀の頭の後に巻いてクイッと引っ張った。
チュッ♪
お互い冷えた唇が一瞬にして温かくなった気がした。
「もう!はずいじゃん//////。」
ポッと赤くなった雅紀の顔の頬に俺の手を当てた
「ヒィーッ!!」
「あったけぇwww。」
「やめろよぉ。俺が凍え死んじゃうだろ。」
「ハハハあっ、そろそろ電車が来るぞ。」
マフラーをまた巻き直してホームへ急いだ。
「あ〜ん翔ちゃん待ってぇ。」
「ホラ、行くぞ。」
「え?」
首には雅紀から貰ったふわふわのマフラー。
左手は雅紀の手。右手には雅紀の手袋。
今日は雪が降り出しそうな超寒い日。
だけど愛いっぱいで超温かな俺の誕生日だった。
これからもずっと2人で温まろうな。
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たま〜に休止発表後のzeroを見返して翔くんの言葉を聞いてるよ。
翔くんの言葉を信じて嵐の復活を今か今かと待ってる。
翔くんの嵐の話題やメンバーとのエピソードを聞くとホッとする。
これからも「嵐、櫻井翔」の活躍が見れますように
翔くんの相葉くんエピソード大好き
また櫻葉イチヤイチヤ期待してるからね
ぶいちゃん