「年越し蕎麦一緒に食べようね!」
なんて張り切る雅紀。ってきりカップ麺だと思っていたが
「違うよ!ちゃんと茹でて食べるよ。」
と言って夕方2人で買い出しした後慣れないキッチンで雅紀が年越し蕎麦を作ってくれた。
蕎麦を茹で、天麩羅まで揚げる雅紀の料理の腕前は驚きだった。
テーブルに並んだ豪華な天麩羅とつけ蕎麦。
「うっまそう!」
「じゃ、食べよう!」
「ヨシ!じゃ雅紀来年も宜しくな。」
「うん、今年は翔ちゃんと出会えた事に感謝だよ。ありがとう。そして来年も宜しく。」
「「カンパ~イ」」
お茶でグラスを合わせてから
「「いただきます!」」
と蕎麦を啜って雅紀が揚げてくれた天麩羅を食べた。
「うんめ〜!エビぷりぷり。衣サクサク。」
マジで旨い。雅紀は俺の胃袋も見事に掴んでいる。
「うわぁナスもうめぇ~。かき揚げ最高!」
「フフフ。翔ちゃん大袈裟。でも良かった。」
「マジ旨いよ。雅紀は料理上手だな。」
「親が共働きで居なかったりするから自然と出来る様になったかも。俺も作るの嫌いじゃないし。作って喜んでもらえると嬉しいしね。」
「雅紀の手料理なら毎日でも食べたいよ。」
「何それプロポーズみたいwww」
「そう、とれるならそれでも良いけどプロポーズはもっと感動させたいからまだ待っててな。」
と言うと雅紀はフリーズしてから「うん」と小さく言って蕎麦に箸をつけた。
年越しそばを食べ終わって年末の特別番組をまったりしながら見ていた。
バラエティーでは大笑いし歌番組では一緒に口ずさんだ。
まもなく新年が明けるカウントダウンが始まる時
『10,9,8,7,6,5…』
俺は雅紀の肩を抱き顔を近づけ唇を重ねた。
『4,3,2,1 Happy Νew Year!』
年が明けた挨拶がテレビから聞こえてそっと唇を離した。
「雅紀、明けましておめでとう。」
「お、おめでとう。」
「どうだった?年跨ぎのキスは(笑)」
「年跨ぎ?」
「そう去年から今年にかけてのキス。」
「うん、悪くないね(笑)」
なんて言って可愛く笑うから今度は新年初の深いキスを味わった。
そしてお互い熱を持ち合わせ初エッチへと流れて行った。
「しょ…う…ん…ちゃ…ん…激し…いぃ」
俺のリズムで揺れる雅紀が顔の横に置いている俺の腕を必死に掴んで訴えた。
ちょっと険しい表情の雅紀も唆られてこの気持ちよさに俺は夢中だった。
雅紀の中で熱を思い切り放した時には雅紀の意識はなくグッタリしていた。
名残り惜しみながらゆっくり離れて汚れた雅紀の肌を拭いていると
「翔ちゃん、もう!新年そうそう激し過ぎ。」
「わりぃ。あまりにも気持ち良くて…大丈夫か?」
「うん、けど俺も気持ち良かったから。」
「そっか。最高な新年の幕開けだな。」
「俺もそうだよ。すっごい幸せ。」
ってめちゃめちゃ可愛くめちゃめちゃエロく微笑む雅紀を抱きしめた。
今年もその笑顔が見れる喜びを噛み締めた。
.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡.。*.。*♡
良いお年を…![]()
ぶいちゃん![]()


