隣の椅子が引かれ視線を向けると息を切らしながら座った雅紀だった。
「はぁ、良かった。」
まだ呼吸が落ち着かない様子で一息ついた。
「帰ったんじゃなかったのか?」
「うん、途中までニノと一緒だったけど別れてからまた駅に戻ったの。もしかしたらまだ翔ちゃんいるのかな?って。そしたらちょうどメールが来て。」
注文もしないで来た雅紀に飲みかけのアイスコーヒーを渡すと「いいの?」と言いながらズーズーと音を鳴らしながら飲み干した。
「ごめん、全部飲んじゃった。買って来るよ。」
「いや、俺はもう要らないよ。雅紀何か買って来る?」
「ううん、俺もいい。」
だまって雅紀顔を見ると綺麗な瞳が俺に向けられていた。
ん?と傾げると
「翔ちゃんに謝らなきゃなって。」
「何で雅紀が?」
「今日本当は2人で行くつもりだったんだよね?なのに俺、先に潤くんと約束しちゃって…その前に潤くんと連絡してることも言わなくて…ごめんね。って直接言いたくて。」
膝の上でもじもじ手を握りながらゆっくり話す雅紀を今すぐ抱きしめてキスをしたい気持ちを抑えてその手をきつく包んだ。
「店、出ようか。2人きりになりたい。」
と雅紀に言うと「俺も」と答え俺達は公園へ向かった。
人気のない公園内の道、俺は雅紀と手握り歩いた。
まだ灯りがついていない街灯の側のベンチに並んで座った。
「そう言えばここのベンチって偶然雅紀と会ったベンチだよな。」
俺が元カノと歩いて雅紀が元カノの友達とこのベンチでキスしてたところ見ちゃったんだよな。
「嫌だな翔ちゃん、そんなこと思い出さないでよ。」
拗ねて顔をそむける雅紀。
「俺はあの時からいやその前から雅紀が好きでスゲーショックだったんだ。雅紀を誰にも渡したくないって。今日も同じ様な思いだった。」
そう言って肩を抱いて顔を向かせてキスをした。
ずっと触れたかったその唇は柔らかく冷たかった。
気づくと街灯の灯りも点いていて肌に冷たい風が当たって来た。
チラホラ見え始めた星の空を見上げて1年終わりも迫ってきていることを感じた。
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こんにちは
めちゃめちゃお久しぶりです。
もう今年も終わりじゃん!!
ってことでお話も進んでなくて年末年始の準備も何一つしてなくてただただ焦ってるぶいちゃんです💦
相葉くんのBirthdayも今週
何とかお話を書きたい
と、思ってるところ。
では良い午後をお過ごしくださいませ。
PS 無事にスマホ📱、機種変しました。
まだ慣れないけどサクサクで容量たっぷりなのが嬉しい♬
けど文字の変換がうまく行かないので誤字等は目をつむってねフフフ
ぶいちゃん