〜〜birthday Story〜〜


side雅紀


前々からこの日の仕事はレギュラー番組の収録だけにしてとマネジャーにお願いし更に都内のホテルを予約してもらっていた。


今日は特別な日。

ホテルの最上階の1室でその特別な時間を過す日を俺は心待ちにしていた。


収録は滞りなく終わりホテルへ向かった。


「すっげぇなぁ。」


スイートルームである部屋は仕事でもなかなか泊まれない高級感溢れる部屋だった。

部屋から見える都心の夜景はまるでジオラマの様だった。


広い部屋で1人時間を潰すべくソファーに座り本を取り出し開いた。


読み始めて20分経った頃部屋のインターホンが鳴った。

俺は慌てて本を閉じドアへ走った。


「ハーイッ。」


「よッ。」


ドアを開くとはにかんだ笑顔で立っていたのは待ち焦がれていた俺の愛する人で今日の主役。


「お疲れ様。待ってたよ。入って入って。」


腕を掴んで部屋の中へと促すと


「うぉ〜すげーじゃん!」


「フフフフ。」俺と同じリアクションに笑えた。


「窓の大きさ半端ないじゃん。都内一望?!ってか部屋丸見えじゃねぇの?」


「最上階だから外からは見えないようになってるよ。気に入ってくれた?」


「うん。めちゃくちゃ。」


腕を取られてギュッと抱きしめて“ありがとう”と軽くキスをくれた。


「あっでも、まだまだこれからだからね。まずは乾杯しよ。」



用意してもらっておいた料理やアルコールをローテーブルに並べた。


「本当は手料理を食べて貰いたかったんだけど時間なくてさ。」


「いや全然!そりゃ雅紀の手料理は喰いたいけどそれはまた今度楽しみにするよ。こんなに豪華なごちそうを準備してくれただけで感激だよ。スゲー!超美味そう!」


「そ?良かった。じゃ翔ちゃん、えっと40歳?の…」


「そこ、強調しないでwww。」


「ハイハイ、誕生日おめでとう!」


「ありがとう!」


「「カンパ~イ!チーン♪」」


「プハーッ美味しいね。さ、料理も食べよ食べよ。」


「これ、めっちゃくちゃ旨い!」


そしていつもの如く口にほお張って頬がパンパンに膨らんだ翔ちゃんが愛しかった。


お互いにほろ酔いになったところで


「翔ちゃん、ハイ!これプレゼント。」


「おっ!Thank you♡今年も雅紀を、感じながら履かせてもらうぞ。」


と渡した恒例のパンツを受け取った。


「感じながらってエロいなぁ(笑)。でもね今年はこれも。」


と、もう一つ袋に入った物を翔ちゃんの前に出した。


「え?何?何?」と袋を受け取り中から取り出した。


中身を確認すると目を見開き口を『O』の形にして驚いた。「マジか!こんな高価なもの。」


それは俺が以前知り合いから贈られた物と同じモデルの時計。


「俺達が生まれた年と同じ82年製だよ。ほら、もうすぐ北京オリンピックじゃん。お互い取材が多くなだろうからお揃いで付けたいなぁって思ったの。ちょうど金のベルトで良いじゃん(笑)ちょっと奮発したけどね。」


「バカ、これ誕生日プレゼントには高価過ぎるだろ。でもありがとう。嬉しいよ。」


フワッと抱きしめられて

「一生大切にするから。時計も雅紀も。」


そして重なった唇が次第に深くなった。



触れ合う肌と乱れるシーツの擦れる音。

熱い息づかいと同じリズムでベッドが軋んだ。



「翔ちゃん、ありがとう。」

 

上から俺の頭を撫でながら見つめる翔ちゃんに言うと不思議そうな表情で優しく「ん?」と聞いた。


「だって翔ちゃんの人生の大切な日に俺と一緒にいる事を選んでくれたから。」


「バーカ。俺はいつだって雅紀が1番なんだぞ。俺の方こそありがとう。」チュッ



「翔ちゃん、おめでとう。これからも宜しくね。」


「うん、最高の誕生日をありがとう。

雅紀、愛してるよ。」


そしてまた愛の熱が溢れる程に揺れながら輝く夜の街で翔ちゃんと眠りについた。


Happy Birthday To My Amore…


俺は幸せだよ…



.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡


翔くん、40歳の誕生日おめでとう!



FC動画の相葉くんへの質問でプロテインの味を聞いていたけど結局自分が飲んでるのと同じものを送ったって事を言いたかったのでは?ニヤリ

相葉くんたら今回は何故“翔ちゃん”呼びをしなかったの〜えー


今年も櫻葉er達が喜ぶエピを沢山提供して頂きたいね照れラブラブ



ぶいちゃんクローバー