リビングからコーヒーの良い香りがした。


「スゲーいい匂い。おっ!めちゃ美味しそう。」


「軽く作ったんだけど食べるでしょ?」


テーブルにコーヒーとフレンチトーストが用意されていた。


「あっこれ。」


目の前にあるコーヒーカップを目にした俺は驚いた。それは前に雅紀と選んで買った色違いのものだった。


「取ってあったんだ。」


「うん、翔ちゃんが使っていたのは全部とって

あるよ。捨てるわけないじゃん。」


「そっか。いただきます。」


手を合わせてそのカップを手に取りコーヒーを啜った。


「あ〜うめぇ。コレコレやっぱ雅紀が淹れるコーヒーが1番うめぇ。」


「フフフフッ大袈裟。俺、翔ちゃんの淹れるコーヒーも大好きだよ。」


「フレンチトーストも旨っ!」


ついついまた頬張って食べる俺に「入れ過ぎっ」って笑いながら雅紀は見ていた。



幸せな時間て経つのが早く感じるもんだな。




「じゃ、俺そろそろ行くわ。マネージャー向かいに来るし。」


「あっ、うん。」


途端に表情が曇る雅紀。

俺だっていつまでもお前と過ごしていたいよ。


「雅紀、そんな顔すんなよ。俺だって同じ気持ち何だから。」


雅紀の頬に手を当てて言うと


「ほんとに?もう俺と距離を置くようなことしない?」


「しない。もう俺達は後戻り出来ない事したんだ。だから雅紀を愛し続けて離れることはない。」


「翔ちゃん…。」


俺の背に腕を回して胸に入って来た雅紀を強く抱きしめた。


深く重なり合う唇を名残り惜しく離すと


「またね。」


と笑顔で手を振る雅紀を後にして部屋を出た。



待機していたタクシーに乗り込み雅紀のマンションの駐車場を出たタイミングで前から1台のタクシーが駐車場に入って来た。


リアガラス越しから見えた後部座席の人影にとても心が痛みギュッと目を閉じた。


俺は後悔はしない。

雅紀と決めたんだ。


この先例へどんなに険しく茨の道であろうとも例へ誰かを傷つけてしまうとしても君と一緒に前へ歩み続けよう。




これからの俺達にもう迷いはないから。



♪〜
揺れる瞳うかんでいる どこにたどり着くのだろう?
二人見つめる度に 瞬間の中で彷徨うだけ
気まぐれに背を向けて離れてく
君の濡れた頬に温もりだけ伝えたくて 後姿を抱きしめた
もうこれ以上何もいらないよ この瞬間が君と続くならば
例へそれが幻だとしても 構わないさ
途切れた君のその声は 僕に何を伝えようとしたの?
震える心の音は響き会って 時間を止める

 

『うたかた』

fin.


.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡.。*♡


11月中に終わらすつもりが12月入ってしまった💦


今回も中途半端感が否めませんが、許して〜チュー


本日お一人様で5×20FILMを観てきました✌️照れ

チョーど真ん中の両サイド無しの特等席って感じでゆったり楽しんで来ちゃった。


今回は通常上映だったけどライブはやっぱりドルビーだよな〜。

もう一回位ドルビーで観たいな。


さて、今日はFNS歌謡祭だね。

VS魂メンバーが楽しみだね。踊るかな?


J-netのXmasメッセージ観たかな?

相葉くんからのメッセージ&メッセージカード⛄可愛いよねラブ


翔くんのはいつかな?きっとシンプルだろうなぁ🤭😁


では、残り1ヶ月も宜しくおねがい




ぶいちゃんクローバー