Side 翔

自粛要請が出てから自宅で過ごす日が増えた。
それまで週に何度かは雅紀と過していた部屋は静まりかえって落ち着かない。

部屋を片付けるか…と言っても綺麗好きの雅紀が家に来ては片付けてくれていて棚の物を入れ替える位で終わってしまう。

部屋を見回りして雅紀の物が増えたなと感じる。棚にあるマンガはいつの間に全巻揃ってる。「これ、俺のお気に入りなの」と持って来たソファーのクッション。うちにあるけど大丈夫なのだろうか?


考える事は雅紀のことばかり。
今すぐでも会いに行きたくなる気持ちを抑え仕事で必要となる書類を作るためパソコンを開いた。

ピコーン♪そばに置いてあったスマホが光った。

『お好み焼きを作った。いただきまーす』

雅紀からのLINEだった。画像まで添付してある。めちゃ旨そうじゃんwww
相変わらず料理が上手いな。

寂しさからあれこれ伝えたいけど『旨そう』これだけ打って送った。

『でしょ?翔ちゃんにも食べてもらいたかったよ』

俺だって喰いてぇよ。お前の料理。2人で喰いたいよ。今、もの凄く会いたいんだよ。

そんな気持ちを伝えたいけど打てなかった。

『翔ちゃん?』俺の返信を待つ雅紀の言葉。
それでも返信しないでいると雅紀からもそれ以返って来なかった。

ごめん雅紀、不安にさせたかな?
俺、今すげー会いたくてたまらないんだよ。
言葉にしたら引かれちゃうほどだからちょっと時間をくれよ。


そうだ、いつもの様に一緒に酒飲もう。
雅紀の顔を見ながら。

『後で連絡する。それまでまだ酒飲むなよ。』
と、送ると

『分かった。待ってるね』

俺は愛してるの気持ちを込めてハートのスタンプを送り再び書類作成を始めた。



自宅で過ごす慣れない1日が終わる頃雅紀に電話をかけた。

「翔ちゃん!♡』」

鼻にかかった優しい声。聴きたかった声が耳元から聴こえた。

「元気か?何してた?』」

「ん?マンガ読みながら翔ちゃんからの連絡待ってた。翔ちゃんは?」

「家での仕事を終えて風呂入って出たところ。雅紀はもう風呂入ったか?」

「入ったよ」

「ヨシ、じゃあ飲もうぜ」

「あっ、うっうん。え?飲むって?」

「リモ飲み。オンラインで繋ぐの。スマホでも出来るけどデッカイ画面の方が良いから…雅紀パソコンあるだろ。開いてみ」

「あっ、ちょっと待ってて」

ガタガタ音を立ててどうやらパソコンに電源を入れている様子。慌てている姿が想像出来て愛しい。

「電源入ったよ」

「じゃあ、今から言うアドレスを打ち込んで」

カチャカチャカチャ…雅紀がオウム返ししながら打ち込んだ。

「あっ!!!」

雅紀の声と共に俺のパソコンに雅紀の姿が映った。

「お〜い」画面の雅紀に手を降ってみた。

「翔ちゃ〜ん!」雅紀も右手にスマホを持ったまま左手をぶんぶん降っている。

「雅紀、パソコンから音声も聞こえるからもうスマホきっていいぞ」

「あっ、そっか」

楽しそうな姿に顔が緩む俺。触れられない辛さもありながらこんなサシ飲みでもほっとしていた。

「翔ちゃん、何飲むの〜?」

画面から姿が消え遠くの方から聴こえてきた。おそらくキッチンで話しているのだろう。

フフ可愛いな。

本当に飲まずに待っていてくれた雅紀を今すぐ抱きしめたいと思った。


リモ飲みへ続く…かも?

.。*♡。*゚+.。*♡。*゚+.。*♡。*゚+

安定のダラダラ書きでごめんね🙏


昨年翔君が相葉君ちに行ったとか…
その詳細キボンヌだよねおねがい
夜だったからベランダの様子が分からなかったって事はやっぱり飲み?
そのままお泊りとか…ウフフラブ
妄想が膨らむっス爆笑ラブラブ

それじゃ今日も元気に過ごしまshoハート

読んでくれてありがとうねおねがい


ぶいちゃんクローバー