(注)櫻葉の自己満妄想話
「毎年さぁ年末に東京でライブやって間が空いて年明けにまたライブって大変だったよね~」
「そうだな。紅白やってカウントダウンして休みで緊張も解れちゃうから振りも歌詞も忘れるよな。」
「だから翔ちゃんが自主練に付き合ってくれて良かったよ~」
「いや、相葉君より俺自身がヤバかったからマジでww」
「結構忘れちゃってるもんね。でも自主練も楽しかったよね(笑)」
お互いその時を思い出しながらケラケラ笑った。
ピロロロロ・・・・♪
テーブルに置いてあった相葉君のスマホに着信があった。
そのスマホに手を伸ばして話始めた。
「はい、もしもし。え?そーなんだ。うそマジ?うふふふ。」
楽しそうに話している相葉君の電話の相手にかなり嫉妬している俺。
誰なんだよ。
「申し訳ないけど今日はムリ。うん。ヨコちゃんの頼みでもダメ~」
ん?相手は横山か?
「ダメダメ。うん飲んでるけどもう、寝ようと思ってたから。うんそう。悪いね。じゃ、またね。はい。」
ピッと電話をきってまたテーブルに置いた。
「今のヨコから?」
「うん、俺んちで飲もうって。だからもう寝るって断った。」
「え?いいの?俺帰るよ。」
「何でよ。メンバーが大事に決まってるじゃん」
「メンバーか…」
「そうだよ。俺にとってメンバーが1番!」
「だからニノの誕生日のメールも風間よりニノに先に送るんだ。」
「そうそう。さすがぁ翔ちゃんは本当俺より俺のこと分かってるねww」
「俺、嵐が大好きなんだよね。宝なの。」
しみじみ言う相葉君の表情は本当に嵐を愛しく思っているのが分かる。
俺だって嵐が大事で宝だよ。
そしてそれ以上に…
「本当嵐で良かったなぁ~」
呟いた相葉君はだいぶ酔っていて目がとろんとしていた。
時計を見ると日が変わる頃になっていた。
いつも朝が早い相葉君にとってはもう限界だろう。
「相葉君、俺そろそろ帰るわ。トイレ行ってくるからタクシー呼んでおいてくれる?」
「あっそお?分かった。」
トイレから戻ると相葉君はクッションを抱えスマホを持ったままソファーに持たれてスヤスヤ寝ていた。
「相葉君、相葉君」
肩を軽く叩いて起こそうとしても全く目を開ける気配がない。
スマホを手から外してテーブルに置いた。
目の前の綺麗な寝顔の君に俺は開いてはいけない扉を開こうとしている気持ちと理性が葛藤していた。
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遅くなったけど昨日成人式を迎えた方、おめでとうございます🎉

大人になったこれからの人生を楽しんで下さい
仕事、恋愛、友情、趣味…いろ~んな経験が待っているはず
どんなことが待っているのかワクワクするね
では、長々お付き合いありがとう
またね
ぶいちゃん




