家に帰る前にマネージャーに花屋へ寄ってもらい注文しておいた花を受け取った。

「あっ、今日でしたね。毎年偉いですね。」

「そうか?あいつが入ってくれて出会えたんだから大事な記念日だろ。」

「そうですね。」

今日は雅紀のジャニーズ事務所に入所した日。
今年で23年。俺より1年遅れて入所してきて人見知りだった雅紀とは全く会話を交わすことなく過ごしていたJr.時代。

だけど「嵐」としてデビューして共に歩んで来た俺達の人生の中に「愛情」も生まれ育んできた数年。

思えば23年前のこの日がなければ始まらなかったんだ。

だから俺はお前に感謝したい。

「ただいま」

花束を抱えリビングに向かうとソファーで台本を丸めながら覚えいる愛しい姿が見えた。

「あっ、翔ちゃんお帰り」

そう言って笑顔を見せてくれると1日の疲れも吹っ飛ぶ。


「雅紀、事務所の入所記念日。おめでとう!」

俺が花束を雅紀の前に差し出すと笑顔以上の綺麗な涙をその後直ぐに見せてくれた。


「え?何、翔ちゃん…ぐすっ、ありがとう
。綺麗…」



贈ったひまわりの花束を抱えて笑う雅紀はひまわり以上に明るくて綺麗だった。

俺はそんな雅紀を後ろからそっと抱きしめ耳もとに囁いた。

「こちらこそ、ありがとう。」

「ん?」

振り向いた雅紀に触れるだけのキスした。

「フフフ」口角をあげて柔らかい顔をした雅紀は花束を持ってキッチンへ向かった。

「後で花瓶探すね♪」と言ってとりあえず水差しに入れた。




「じゃあ、翔ちゃん一緒に乾杯しよ。」
「おう!雅紀、おめでとう!」

「ありがとう。…翔ちゃん、大好きだよ。これからも宜しくね。」

グラスのワインをゴクリと飲み干すと抱きついてきた。

お前、マジで可愛い。

俺は最近またトレーニングで鍛えた細いけど筋肉がついた雅紀の腰を抱いた。


エアコンが効いているはずの部屋なのにその後の夜はお互い汗だくになったのは言うまでもない。


今年も君の記念日を共に過ごせて俺は幸せだよ。


櫻井翔

🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀

相葉君
入所23周年おめでとう🍀
これからもずっと
好きだから💚

ラブステキラブラブ




ぶいちゃんクローバー