じめじめ











ザーザー

ジトジト

梅雨の季節がやって来た。
太陽の出ていない空は気分も上がらない。
少し動くと汗ばむ身体も不快感が半端ない。
基本傘は持たずに外出するからこの時期は服も良く濡れる。最悪…。
「今日も雨かぁ」
窓の外を眺めていたら背中に温もりを感じて肩に愛しい顔が乗ってきた。
「梅雨嫌だね。テンション上がらないよ。」
「そっかぁ?」
「翔ちゃんは梅雨嫌じゃないの?」
「ん~雨が降って出来ないことがある分、別の事が出来るし、焦らず考え事が出来そうって気がする。雨の日の外出も案外悪くないしなぁ。」
「翔ちゃんっていつもポジティブだね。」
「雨が降っていたって俺にはいつもそばに太陽があるからなww」
俺の頬っぺたを両手で挟んでグリグリ回し「チュッ」と唇に軽く触れた。
「俺が太陽なら翔ちゃんは青空だね」
「はぁ?なんで?」
「太陽は青空がないと出て来れないし照らせないでしょ?」
「ハハハ上手いこと言うね。」
「座布団1枚!ww」
「座布団じゃなくてもっと良い褒美やるよ。」
「何?んっ〰️///////」
翔ちゃんの柔らかい唇が重なって息が苦しくなる程の濃厚で甘いご褒美をくれた。
「バカッ///何だよ
苦しいだろ」

「あれ?ご褒美物足りなかった?ww」
ニヤニヤする翔ちゃんの胸に軽くグーパンチ👊😠を喰らわした。
「イテテテ…」と言いながらも楽しそうな翔ちゃんを見ていたら俺も楽しくなってきた。
翔ちゃんと一緒なら
じめじめ

ザーザー

ジトジト

の梅雨の時期も楽しく過ごせるなって思えた。
「翔ちゃん、傘を差して雨のデートしよっか
」

「えーッ嫌だよ。濡れたくねーもん。」
はぁーーー?さっき言った言葉は何?










こんにちは

お付き合いしてくれてありがとう。
どんよりお天気は気持ちも沈み勝ち、そんな時には櫻葉で癒されましょう

なんてね

ぶいちゃん
