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これは夢?どういう事?
俺の目に映っている顔は紛れもなく自分の顔だった。
ベッドから飛び出して慌てて洗面所に向かった。

鏡に映った顔を見た時は声さえ出なかった。

「翔ちゃん!翔ちゃん!大変だよ!どーしよ💦」
「んー?なーに!まだ早いよ…」
そう答える声も翔ちゃんじゃない。

「寝てる場合じゃないよ💦俺翔ちゃんになっちゃった!」

布団に潜っている翔ちゃんを激しく揺さぶるとやっと布団から起き上がった。

だるそうに起き上がって眩しそうに目を開けて俺を見た翔ちゃんは俺を見たまま固まった。

「ま、さ、き?」

「翔ちゃん…どっどうしょう。どうなっての?俺達。」
「どうなってのって…何これ」
と自分の身体と俺の身体を何度も見た。

「起きたら俺、翔ちゃんになってた。」
「俺が雅紀になってんの?」
「うん…入れ替わっちゃったみたい。」
「みたいって…。え?何で?何で?」
「俺も分かんないよ。」

『昨日、ヤッって…雅紀がイッって気が失った後…』と昨日の事を思い出してぶつぶつ言う翔ちゃんだけど姿は自分なのでより恥ずかしくなった。

「何でか分からないけど戻れるのかな。このままじゃマズイよ。仕事どーすんの?」

「けどこの現状俺が雅紀になって雅紀が俺になるしかないよな。まずはシャワー浴びて雅紀の身体堪能してくるww」

こんな一大事の時に笑みを浮かべてシャワーしに行った翔ちゃんの後ろ姿…いや俺の後ろ姿?をスーパー残念な気持ちと不安な気持ちで見て。

「何なんだよ翔ちゃ〰️んえーん

翔ちゃん顔の自分の頬をグーグーで軽くパンチした。

パニック状態になりながらも軽く朝食を用意しているといつもより長めだったシャワー上がりの翔ちゃんがリビングに来た。

「ちょっと翔ちゃん!変なことしてなかっただろうね。ホラっご飯たべよ。時間無くなるし」と急かした。
「なぁ、雅紀入れ替わったって事はだよ。俺が俺を抱くのか?」

ズコッ!文字にしたら正にこうだろう。
深刻な顔して言ったと思ったら…

いや、翔ちゃんそんなことより…あっでもそれも大事だけど💦
「んーっ」と考え込んでいる翔ちゃんの顔を見ながら1番大事な事を伝えなきゃと思っていた。その時俺のスマホが鳴った。
ヤバッ マネージャーだ💦「はい。もしもし。」
『あっ。あれ?翔さん?相葉さんは?』

あっ!そっか俺の声翔ちゃんなんだ。

「あっ~え~と雅紀は今トイレかな?」
『あっそうですか。後1時間で着きますから伝え下さい。じゃ』

マジ!ヤバいよ!
「翔ちゃん、俺今日しむどうの打ち合わせと取材とラジオなんだけど。後1時間で出なくちゃ〰️でもこの身体じゃダメじゃん」
「ってことは俺が行くの?俺今日zeroだぜ」
「そーじゃん月曜日💦俺キャスターなんて無理だよ」

時間が経つにつれお互い不安MAXになって青ざめた。

「朝食なんて食べている場合じゃないじゃん!」
「マジかよ~💧」

お互いの仕事をこなすためマネージャーの迎えが来るまで必死で今日のスケジュールを叩き込んだ。

これから俺達どうなるんだよ~


ハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミハリネズミ

読んでくれてありがとう。
ちゃんと続くのかまだまだ不安だけど頑張るぴょんグー


ぶいちゃんクローバー