2012年ヴェネチア国際映画祭 金獅子賞受賞作、
キム・ギドク監督の「嘆きのピエタ」を鑑賞。
これも、MX「5時に夢中」で、新潮社の中瀬さんが
ゲキ押ししていたから。
月1でやる、中瀬さんのエンタメ番付であがる作品は、
いつもハズレなし、なんです。私的に。
とはいえ、なんにせよ「濃厚」なイメージが強い韓国映画。
「嘆きのピエタ」もなかなかの濃厚さらしいと聞き、
腹を据えて、見に行きました。
結果、濃かった…そして、重かった…
しかし、こうして容赦なく、グイグイと深いところまで
描ききる迫力が、ある種、韓国映画の醍醐味の1つ、なんでしょうね。
色彩、質感にまでこだわった絵作りのセンスの良さも、
魅力的でした。
母性の凄み、そして贖罪とは…
見終えたあとに、えんえんと考えこんでしまう映画。
1800円払って見るに値する充足感(それがぐったり感であっても)は、
十二分にありました。
「嘆きのピエタ」