若林さんの入社から一年…



やはり若林さんはデキル人で飲み込みも本当に早い。


一年間教育係として指導してきたが、逆に僕も教わることも多かった。



そんなこんなで若林さんは一年で自分の仕事を持つことになり、僕の指導係としての仕事もほぼ終わった。



「渡部さん!」



「何?」



「一年間付きっきりでいろいろ教えてくれてありがとうございました。」



「僕の方こそ…ありがとう。自分の仕事を持つとやっぱ大変だけど、僕で分かることだったらなんでも相談乗るから。」







寂しかった…



一年間付きっきりで指導したが、もう離れてゆく…



好きなのかもしれない…



「きょ、今日飲み行かない!?」



「え?」



「ほら、一人前になったお祝いで!」



「…いいですね!…早速相談したいこともあるし…」


「じゃ、仕事終わったら行こう!」




居酒屋Sに僕らは来た。



「かんぱーい!!」



「で、相談て?」



「こんなこと渡部さんにしか言えないんですけど…


…私…


伊藤課長が好きなんです…」



は?



「え…い、伊藤課長!?」



「はい…」



「だって伊藤課長は…」



「わかってます…素敵な奥さんとかわいい3人のお子さんがいますよね…」



奥さんのツナ子さんには僕もお世話になっている。
3人の息子のトラ、べ、リングにも…



どーすんべ!?



やっつけでわりーけどつづく…