あの子は朝から塾に行って
夜に帰ってきた。
うだうだと、
いろんなことを話していた。
受験のスケジュールを見せてきたり、
それに対してこんなふうに思っている、など。
夕飯はあの子の好物にした。
旦那は
「もうちょっと
消化のいいものを……」
と言ったけど
あの子は
「それがいい」
と言った。
旦那が
「明日は6時に起こす」
と、あの子と約束して、
寝室へ行った。
あの子は23時過ぎに
「おやすみ」と言って
自室へ行った。
わたしはいちおう、
休みを取っていた。
「試験に付き添って」と
言われてもいいように
備えていた。
でも、聞きそびれたままだった。
翌朝。
わたしは5時半に起きた。
6時に旦那が
あの子を起こしに行き
あの子はすぐにリビングに来た。
緊張した感じは
しなかった。
用意した朝ご飯を普通に食べる。
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イタダキマース
追加で、
ウィダーのブドウ糖を飲んだ。
↑考えることはみんな一緒よね~ ![]()
お店に買いに行ったときはもう
在庫が少なくなっていて
焦っていくつか買いました![]()
このタイミングで
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「試験、ついていこうか?」
と、聞いてみる。
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「えー、別に大丈夫だよ」![]()
ソカ
ホッとする。
そうだよね。
毎回毎回、ついていけるわけじゃない。
わたしも仕事があるし。![]()
「じゃあ、行ってきます!」
旦那に車で送ってもらうのかと思いきや
自分で自転車に乗って
出かけていった。
無事に試験に向かったので
そうだ、お参りに行こう、と思いつく。
行くなら、あの神社。
自宅から向かうのは初めてで、
少し道をまちがえたりしながらも、
なんとか辿りついた。
あのときも、助けてもらったんだ。
神様に力を貸してもらおう。
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あの日、あの時。
どこを見ればいいのか、
どこへ行けばいいのかも、
わからなかったけど
ここまで来れました・・![]()
いろんなことを思い出して
涙が出る。
ふと携帯を見ると、
あの子からLINEが入っていた。![]()
「電車、早いのに乗れたのでもう着く。
人がいっぱいいる~
なんでだろう、ぜんぜん緊張しない」![]()
そうかあ
がんばれ、がんばれ。
だいじょうぶ。

