あの子は朝から塾に行って
夜に帰ってきた。



 

 

うだうだと、

いろんなことを話していた。


受験のスケジュールを見せてきたり、
それに対してこんなふうに思っている、など。





夕飯はあの子の好物にした。

旦那は
お父さん「もうちょっと

消化のいいものを……」
と言ったけど

あの子は
ニコニコ「それがいい」
と言った。





旦那が
お父さん「明日は6時に起こす」
と、あの子と約束して、
寝室へ行った。





あの子は23時過ぎに
ウインク「おやすみ」と言って

自室へ行った。





わたしはいちおう、

休みを取っていた。


ショボーン「試験に付き添って」と

言われてもいいように
備えていた。





でも、聞きそびれたままだった。

 

 

 



翌朝。

わたしは5時半に起きた。





6時に旦那が

あの子を起こしに行き


あの子はすぐにリビングに来た。


緊張した感じは

しなかった。





用意した朝ご飯を普通に食べる。

 

照れ

イタダキマース

追加で、
ウィダーのブドウ糖を飲んだ。

 

 

↑考えることはみんな一緒よね~ 泣き笑い

 

お店に買いに行ったときはもう

在庫が少なくなっていて

焦っていくつか買いましたアセアセ






このタイミングで


ひらめきアセアセ「試験、ついていこうか?」
と、聞いてみる。

 

 

 


チューOK「えー、別に大丈夫だよ」




ニコニコ

ソカ

 

 

 

 


ホッとする。

そうだよね。
毎回毎回、ついていけるわけじゃない。
わたしも仕事があるし。





ウインクパー「じゃあ、行ってきます!」

 

 

 

 


旦那に車で送ってもらうのかと思いきや


自分で自転車に乗って
出かけていった。





無事に試験に向かったので
そうだ、お参りに行こう、と思いつく。

行くなら、あの神社。





自宅から向かうのは初めてで、
少し道をまちがえたりしながらも、
なんとか辿りついた。

 

 




あのときも、助けてもらったんだ。


神様に力を貸してもらおう。
 

 

 

 




悲しいお願い

 

 

 

 

 

あの日、あの時。





どこを見ればいいのか、
どこへ行けばいいのかも、
わからなかったけど





ここまで来れました・・悲しい





いろんなことを思い出して
涙が出る。





ふと携帯を見ると、
あの子からLINEが入っていた。





ニコニコスマホ「電車、早いのに乗れたのでもう着く。
人がいっぱいいる~

 

なんでだろう、ぜんぜん緊張しない」





泣き笑い
そうかあ





がんばれ、がんばれ。

だいじょうぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事場で上の人に

高圧的に言われた。

 

 

 

 

 

物申すピリピリ

 

 

 

 


一気に嫌な気持ちになる。

ほんと、通報もんだよ……。





だって、
あの人が言っていることのほうが

間違っているのに。





それでも
知らんぷり「次から気をつけます」って
よく言えたな、わたし。





やっぱり、
仕事を変えたほうがよさそうだ。

 



家に帰ると

あの子がご飯を食べていた。





なかなか出かけてくれなくて
気が休まらない。
 

 

 

 

あの子の話を

ただひたすら聞く。


そして、15時近くになって

塾へ行った。

 



英検のスコアが
スピーキングだけ伸びなかった、

と言っていた。

 



ガーン「入試のことを考えると
お腹が痛くなるんだよ。


絶対に、ストッパ飲む」

 



昨日も、

塾で試験のことを考えていたら


お腹が痛くなったんだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

総合型選抜は、

もうすぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昨日の模試は

遅刻して受けたと聞いた。

 

遅刻、か・・

 

まあ、受けられてよかったけど。

 

 

 

 


わたしは朝から皮膚科へ行って
ヘルペスの薬をもらう。

ほっこり「疲れを残さないようにね」


先生にそう言われる。





はい、最近、ものすごく

疲れています・・

 

 

 

 


あの子は昼過ぎに起きてきて
外にご飯を食べに行きたいと言った。

わたしは食べたばかりで

おなかがいっぱいだったけれど


そのリクエストに応えて

出かけることにした。

 

 

 



あれ?
手ぶら?

 

塾には、行くつもりない?

 

 

 

 

 


レストランで
わたしはコーヒーとデザートを頼んだ。





あの子はハンバーグをほおばりながら、

ニヤリステーキ「100年もしたら、
わたし、消えちゃうんだよ。

一所懸命に悩んだり、

泣いたり、
 

考えたこととか、
そういうの、

誰にも知られないまま
終わっちゃうの、

 

嫌だな。

何かに、残したいな。

困っている誰かの
生きるヒントになるかもしれないから」

と、言った。






結局、そのあと

塾に行かなかった。





急にパスポートを取りたいと

言い出して


あの子はネットで申請を始めた。





・・今するべきことって

それ・・?

 

 

 

 


間近に迫った

総合型選抜の試験から


逃げているようにしか

見えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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