おれタケハル、よろしく勇気! -3ページ目

検証ビデオ

一号機と三号機の爆発の検証ビデオを見た。
どちらも建屋の天井がほぼそのまま垂直に飛び上がっていた。
三号機は側面の壁が一号機よりも頑丈であったために、垂直方向へより高く爆発が起こったようである。
三号機のプール内の燃料が即発臨界したかどうかははっきりとわからないようであった。

人為的な問題

しかし、原発事故に関してもうちょっとうまく立ち回ることはできなかったのか?
事故から2ヶ月以上経過して事故当時の状況の検証が報道されているのを観ていると、
電源の喪失といったハード的な問題だけではなく、人為的な段取りの不手際がクローズアップされていて、
非常に残念な気持ちになった。

結局埋める・・・

福島原発から漏れ出してしまった放射能汚染水によって汚染された土壌を安全な状態に戻すには
何らかの方法によって土の中に含まれている放射性物質を取り除かなくてはならない。
それには様々な施設によって研究されている完全な化学的物質を使用するか、
ひまわりのような既存の植物や微生物によっても実現することができる。
しかし、最終的な処理というものは結局、人の手の届かないところに放置するしかないのである。
当面、ガラスで固めてドラム缶に入れて地中の奥深くに埋めるしか方法がないのが現状である。

冷却システムの構築

建屋内に溜まった汚染水をそのまま冷却水として循環させることに何か問題があるのであろうか?
多量の放射線の飛び交う中での作業であるのでそう簡単にはいかないだろうが、
なるべく短い経路で循環システムを構築できれば効率的だと思うのであるが・・・

汚染水処理費用

アレバ社の設備で汚染水を処理すると1tあたり2億円の費用がかかるらしい。
多分、計画を変更することは難しいのであろうが、
金沢大学で研究中の浄化用粉末を実験的に使用するとかの融通の利く自由度が欲しいものである。

アレバ社製放射能除去装置

やはり汚染水そのままを使用するということはきびしいようである。
計画としては大規模な汚染除去システムを設置して放射能を除去した上で冷却水として使用するということのようだ。

全て遠隔操作

こうなった以上はなんとかして溜まった汚染水を循環させて冷却に使用できるようにするしかない。
しかし、放射能汚染を避けるために設置等の全ての作業を遠隔操作で行わなければならないのであるが・・・

汚染水を貯める場所

原子炉を冷却した汚染水の収容場所がそろそろ無くなるそうだ。
循環式冷却システムを設置することは当然考えているだろうが、炉心は常に冷却し続けなければならない。
とりあえずタービン建屋内に貯めるそうだが・・・

日本製ロボット

原子炉内での作業用ロボットは日本でも開発はされていたらしい。
試作の段階までは実現していたが小泉政権時の方針変更で計画は保留されたらしい。

放射能汚染水の行方

福島原発の一号機の建屋の中に入ることができるようになって二号機から四号機も、一号機と同様か
更に酷い状況になっているということを認めざるを得なくなってきている。
収納容器が破損し建屋内に注水した水が漏れ、
その注水量と溜まっている量が等しくないということで大問題になっていた訳だが、
その放射能汚染水の行方は判明したのであろうか?