ゆらがない心の大切さ | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

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所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

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本日の研究報告をいたします!

 

報告書

【ゆらがない心の大切さ

 

 

子どもと関わる上で

”ゆらがない心”は大切だなと思っています。

 

それは先生という立場だけでなく

親御さんや子どもたちと関わる大人も

同じだと思っています。

 

”ゆらがない心”とは

簡単に言えば

ゆずれないことです。

 

先日も私はゆずれないことがあり

結果として子ども泣かせることに

なりました。

 

でも後悔はしていませんし

子どもには私の気持ちは

伝わったと思っています。

 

というのも

ある活動で他の子どもたちは

ちゃんと順場も待ち、すべきことも

していたにも関わらず

 

その子はずっと他の遊具で遊んでいました。

 

そして、ブレイクタイムに出す

お菓子を配り始めたタイミングで

「僕にもちょうだい!」とやってきたのです。

 

その子の年齢は年中(4歳~5歳)です。

 

さすがにそれはズルイと

私は思いましたし

他の遊びたくても我慢している子どもたちにも

申し訳ないと思いました。

 

そこで子どもたちに聞いてみたのです。

 

「みんなは遊びたくても我慢して活動をしたのに

 お菓子だけもらいにくるのはどうなのかな?」と。

 

すると子どもたちは

「ずるい!」

「我慢していたのに!」といい始め

 

「じゃあ、どうしたらいいかしら?」

というと、「謝ってくれればよい」という

なんとも優しい回答。

 

なので、子どもたちに謝ってもらって

自体は終わったように見えました。

 

ただ、私としては

快く許してくれた子どもたちの優しさに

お礼がしたくて

特別にもうひとつお菓子を配りいました。

 

でも、遊んでいた彼にはあげませんでした。

 

こうやって文字で書くと

なんとも冷たい先生に見えるかも

しれませんが

 

私の考えとしては

他の待っていた子どもたちに

示しがつかないと思いました。

 

もしも、彼にも2個目をあげてしまったら

結局話を聞いて頑張ったことが

バカみたいですよね。

 

遊んでいても最終的には

みんなと同じ待遇が得られるなんて

私はおかしいと思うのです。

 

だから私はあげることはせず、

結果として彼は泣くことになりました。

 

でも、泣く気持ちに共感はしても

私は2個目は渡しませんでした。

 

もちろん、彼にも説明しました。

 

「他のお友だちは待っていて、頑張っていたから

2個目がもらえたんだよ」と。

 

彼は分かっていたと思います。

だからこそ、泣いたのだと思います。

 

もちろん、だから次回は同じことを

繰り返さないということには

ならないでしょうが

 

でも、私はなんど同じことが

おきても一貫した態度を取ると思います。

 

確かにみんな平等でご一緒に!

の文化はいいのかもしれません。

 

でも私は子どもたちが

大きくなった時のことを思い

関わっています。

 

彼らはいつまでも子どもではないのです。

いずれ、社会に出た時に

一人でしっかりと生きていける人に

なってほしいと思いながら

時に厳しく関わっています。

 

 

以上、本日の研究報告でした!

最後までお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

 

報告者 所長 酒井沙彌香

 

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