子どもと雨の日 | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

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所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

初めましての方はこちら

 

本日の研究報告をいたします!

 

報告書

【子どもと雨の日について

 

 

大人は雨の日はいろいろとゲンナリすることも

多いと思いますが

 

子どもは違います。

 

雨の日も晴れの日と同じように

テンションがあがるんですよ。

 

レインコートが着られる!

レインブーツが履ける!

お気に入りの傘がさせる!

 

など、雨の日は特別な気持ちが

するようですね。

 

そして、雨の日=外では遊べない

という感覚は実は大人が

勝手に思っていることです。

 

子どもにとって

雨が降ると、

外で遊べないという感覚はありません。

 

事実、台風など激しい雨でなければ

別に外で遊べないことはないですし

 

子どもたちは雨で濡れることも

あまり嫌がらないので

楽しく遊べます。

 

だから、子どもたちは

楽しみにしていた行事が

雨で延期になることに

納得できないことが多いのです。

 

”雨=外には行けない”

子どもたちからすれば

大人が勝手に決めたルール。

 

そこを納得してもらうことは

至難の業です。

 

先日も外遊びに行こうと思ったら

雨が降ってきて

タイミング悪く外遊びに行けなくなったことが

ありました。

 

子どもたちは全く納得がいかず

どうしても気持ちが切り変えられなかった

子ども数人が雨の中

園庭に飛び出していってしまったのです笑

 

その気持ちもとてもよくわかったので

一人ひとり迎えに行きました。

 

慌てることもなく

少しゆっくり迎えに行きました。

 

そして、抱っこをして部屋に戻る時に

聞いてみたのです。

 

「少しお外に行けて満足した?」と。

 

すると、その子はとっても良い顔で

「うん!」と言ったのです。

 

その時、ムリにとめないで良かったなーと

思いました。

 

もちろん、遊べたのは数分ですが

それでも子どもたちは

気持ちを落ち着かせることができました。

 

子どもたちの行動や思いは

時として大人の感覚とはズレていることも

ありますが

 

その気持ちを「どうしてかな?」と推測し

寄り添うことは大人でも可能です。

 

子どもにとっては

しっかりとした理由があるものです。

 

そこを受け入れられる時と

できない時とありますが

それでも耳を傾けることはできます。

 

すると、また違った子どもたちの世界が

見えてきます。

 

以上、本日の研究報告でした!

最後までお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

 

報告者 所長 酒井沙彌香

 

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