
チャイントンの若者から支援している子どもたちに向けてスピーチをしてもらいました。
スピーチ内容を翻訳したので、掲載します。
年齢:26歳 6人兄弟の長男
職歴: 高校卒業後 大学入学、その後、チャイントンでドイツのNGO団体に就職した。
スピーチ内容;
自分は勉強がわからない、ついていけないと感じた時に、諦めるのか、頑張るのかどちらを選ぶのかは自分だ。頑張っていても負ける時もある。勉強を頑張っても、試験に落ちる時もある。そんな時はどこができなかったのか、どのようにアプローチしたら試験に受かるのかを考えるのです。私もみなさんと同じで、勉強はできませんでした。一番大事なのは自分の気持ちです。頑張りたいと思えば乗り越えられます。
勉強についていけない。やめる。退学する。そんなことでは何もなりません。
中学校卒業しただけで何ができるのですか。小さな商店の店員ですか。その働きでもらったお金で家族を養えるのですか。実家にずっといて、食べるだけの人生でいいのですか。
メイドをやりますか。息子、旦那さんもいます。夜も家にいなければなりません。何をされるかわかりません。家のみんなが寝た後、家の人の食べ残りを食べて生活していくのですか。そんな苦労をしてでも、家族を養えるだけの給料はもらえませんよ。
お金をもらえる仕事といえば売春です。お金はもらえるけれど自分の人生は失います。自分の体を売って、稼いだお金で弟や妹の学費を稼いでも、弟や妹はそんなお金で学校に行っているのだと友達や近所の人から恥をかかされます。そして、売春は歳をとるとできません。歳をとって、家に戻って家族に食べさせてもらう生活になります。
一つ間違った人生を選ぶと、あとあと悪いことが起こります。
私が、もう一つ言いたいのは、自分がなりたいのは、教師、親がなってほしいのは看護師だとします。親がいうことより自分がなりたいことを選んでください。
自分が向いていることは何か、自分自身が一番わかっているからです。そのためには、親にしっかり説明してください。自分が好きな仕事でないと学校を卒業しても、続かないので、意味がないです。自分が好きではないことに時間を費やしても無駄です。
人生は想像したようには進みません。しかし、自分の想像している人生に自分の力で戻すのです。これからの人生は自分で作っていくのです。
私の家はかなり貧しかった。支援してくれる人がいたから、続けることができた。そして、私の母は、「今、使っている学費は私たちの力でできた学費ではないです。あなたたちの人生を助けたいと思ってくれた人の大切なお金です。支援してくれる人を思い出しなさい。勉強がうまくいかない、落ちました。もらったお金だからよかったですね。じゃないですよ。」
と言っていました。
自分の親でさえできなかったことを助けてもらっている。よく恵まれていると心に思って、支援をしてもらっている間に自分の人生をどういい方向にもっていくのか考えてください。
僕の背中を見て、みんな頑張ってください。
私の家は貧しいです。勉強したい。頑張りたいと思っていた。でも、お金がなかった。
そんな時に支援してもらえたから今の僕があります。
だから、頑張ってみんなも勉強してください。
高校卒業できたからと言って、仕事がもらえるわけではありません。頑張って働きたいという気持ちで、自分からアプローチしていくのです。一番大事なのは自分がどういう人生を歩んでいきたいか考えることです。何も頑張らなければ、日雇いの辛い仕事しかありません。
最初から勉強ができる人はいません。私も勉強はできなかった。でも人生を負けたくなかった。学校帰りには食べられそうな草を探しながら帰っていた。そんな生活から抜け出したかった。家族によい生活をさせてあげたかった。だから頑張れた。みんなもそんな気持ちになってほしい。クラスの中では、勉強ができる人は、お金持ちより貧しい家の子じゃないですか。それは、なぜか、新しい人生に変えたいからです。
親を支えることができ、兄弟に信頼され、先頭をきって、頑張れるような人になってください。
自分が勉強をすることを大切にしていなければ、兄弟が勉強を辞めたいといった時、どうぞと言って、同じ貧しい人生を送らせることになります。そして、兄弟達の子どもも同じ人生を繰り返すのです。
妹にいつも言っているのは、1年だけ映画を見ない。歌を聴かない。眠たくても寝ない。頑張らないといけない時に頑張れば、あとから好きなことはいくらでもできます。そういうふうに妹たちに伝えています。
僕は卒業写真を家の壁に飾っています。
私も妹たちの写真を飾っていきたいです。
そういうふうに妹たちに言っています。
だから受験の1年間だけは本気で頑張ってください。自分の弱点を逃げないで勉強してください。神に祈っても神様は助けてくれません。自分の人生を変えられるのは自分次第です。
みなさん、人を助けることができるような人間になってほしいです。
ご清聴ありがとうございました。