私の父は、公務員だった
週に2回の休みには、本当に必ずどこかに連れて行ってくれた
父は、怒ると本当に怖かった
怒らせるから悪いのだが
怒ったときの父は、もはや私の体が拒否反応を起こしているのか、あまり記憶にない
叩かれたこともあったが、普段鍛えている父からの一撃は、痛いを通り越して恐怖しか残っていない
父は、できない母への不満がたまっていたと思う
私の立場から言わせれば、両者とも非がある
母は本当に何もできないし、気のまわらない人だった
父はなんでも一人でやろうとしすぎた
母は父とケンカをしなかった でも、父は母を怒鳴りつけることもあった
母が悪いのは確かだけど、父は怒鳴る以外に方法を知らなかったのか疑問に思う
4歳くらいから、そんな夫婦仲をずっと見ていて、夫婦ってそんなものだと勘違いしていた
何かちょっとした不満でも基本的に怒ってしまう父だったので、父が仕事で2週間くらい帰らないときには
母と少しだけ息が抜けると喜んでいたときもあったと思う
そんなに1年に何度も何度もあるわけではないが、たまに母と妹と私の3人で過ごす気の抜けた日々も楽しんでいた
私は、父がとにかく大好きで周りに自慢していた
なんでもできることが大好きだった
マラソンやスキーなどいろんな大会で1位2位をとってきたり
私は女だけどいろんなスポーツに触れさせてくれた
4歳くらいの私をディスコに連れて行きたいという願望から
地下鉄に乗って街中まで行き
店頭で20歳未満は入れないと断られてそのまま帰ることもあった
常に一緒だった
冬はかまくらをつくってくれた 凧もつくってくれた
夏はキャンプがお決まりだった 私の友達やいとこを一緒に連れて行ったこともあった
すべての準備、段取りは父がやっていた
父は一風変わったことが好きだった
バイクが好きで、冬に雪が積もる前に平凡な一軒家にバイクを入れるので、リビングにバイクがあったり
私の学校への送り迎えにバイクをつかったり
母の小さい白い車にスプレーでイルカが数十匹跳ねているペイントをしたり
変わってた
父は私の日常以上に日常であって父が生きている上に私が生きていると思ってた