読書感想文:その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 小林昌平(著) | こども大家の子育てブログ

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ダウン症をもって生まれた次男スズの将来をなんとかしたいと思い、パリピの長男レンと一緒に不動産賃貸業にチャレンジしている自営プログラマーのブログです。楽待でコラムを書いております。
なお読書感想文はネタバレが満載です。ご注意下さい。

 「いち哲学ファン」の私としては、いつか子どもと哲学的な話がしたいと、ずっと楽しみにしていた。

 「優しさとはなにか」とか「年長者をうやまうべきか」とか「人間は絶滅したほうが世界のためか」とかいう、少し難しい話ができるようになるのを、私は待っていた。

 いろんなことに疑問を持てる人になってほしいと思う。

 最近のレン(10)を見ていると、考えることがだいぶ高度になり、質問のレベルも顕著にあがってきた。

 ついに、その時が近づいてきたようだ。

 

 というわけで、息子がたのしく読める哲学本を探してる、ってわけ。

 

 ソフィーの世界みたいなどデカいやつは門前払いだろうから、もうちょっとカジュアルなものがいい。

 この本は、日常の素朴な疑問などを使って、哲学者の主張を分かりやすく解説してくれていて、とても勉強になった。

 

 ただ、子ども向けというわけではなく、ちょっと10歳はまだ楽しめんかも・・なので、引き続き探索を続ける。

 

 もしかすると、昔読んだ「空想哲学読本」がいいかもしれない・・・ガンダムとニーチェ、エヴァとデカルト、みたいな運命的マッチングがすばらしかった。

 

 

精神の中には絶対的な意志、すなわち自由な意志は存しない。むしろ精神はこのことやあのことを意志するように、原因によって決定され、この原因も同様に他の原因によって決定され、さらにこの後者もまた他の原因によって決定され、このようにして無限に進む。(『エチカ』第2部)

 

 あーそれ思う思う・・・えらい難解くらいの認識しかなかったが、スピノザ読んでみたくなった。