以前ちらっと書きましたが、最近ムスメの算数が単位と計量に入った。
これが難しすぎる。
基本的にインターの算数の計算は簡単すぎて
日本人はみんなとてもよい成績なんですが、
たまにものすごく難しい単元がある。
たとえば前に書いたお金。 →コチラ
全てのコインが同じに見える。
そして今度は単位と計量。
みなさんご存知と思いますが、アメリカにはただでさえ何種類もの単位がある。
重さはg、kgの他にオンス(=28g)とポンド(=450g)があり、
長さはインチ(=2.54cm)、フィート(=30.48cm)、マイル(=1.6km)、ヤード(=91.44cm)、
体積はパイント(=0.47l)、クォート(=0.95l)、ガロン(=3.8l)。
そして1ガロン=4クォート=8パイント となるらしい。
もうこの辺で母の記憶容量を軽く超えた。ムリ。
で、ただでさえこの複雑な単位の変換が難しいのに、
ムスメが学校からもらってきた説明プリントはこんな感じ。
①
・・・1quart②
・・・1pint③
・・・1cup
= 
わかんねー!!
特に②と③の差は何?
絵じゃなくてそれぞれ何mlか書いてくれた方がよっぽど分かりやすい。
変換の単位は細かいのに絵はアバウト。
アメリカ人ってこれでちゃんと理解できてんの・・・?
そんなこんなである日の宿題。

Q. 一番たくさん入るのはどれでしょう。
この最初の物体が何なのかでまず論争。
ムスメは犬とかが水を飲む皿だと思って、たくさん入るのは水差しですと答えたら、
なんとこれが幼児用プールだった。
なにい!!
しかしこれは算数の問題・・・なのか?
成否の分かれ目は計算ではなく絵の解釈。
また別の問題。

Q. この容器は、このコップで何杯分でしょう。
ムスメの答え→4杯
正解→3杯
わからねーーー!!!
いや絵からマジメに解釈すると、10杯ぐらい入りそうだよこれ?
他には
・「3 cup of water」がちょうど入るのはどれでしょう。
選択肢:皿、コップ、水さし、なべ
という問題を解いたあと、
・「3 cup of rice」がちょうど入るのはどれでしょう。
選択肢:プール、皿、牛乳パック、水差し
というのがあって、2 cup の water とrice で何が違うのかが分からなくて家族を巻き込んだ論争になる。
ダンナ「わかった!ライスは炊くときになると水を含んで大きくなるから、その分少なめに考えろってことやな!」
え、ええーー・・・。
料理の本みたいな問題になってるけど・・・
結局両方水差しを選んだら合っていた。
なんだったんだ。
とりあえず、「こんなのは算数じゃなくて絵の読み取りの問題です」
と学校に苦情を言ってみたが、イマイチな答えしか返ってこなかった。
この算数にどっぷり漬かってたら、
帰国したときついていけないんじゃないかとか、
考えなくていいところばっかり無駄に気になっちゃう人になるんじゃないかと母は不安です。