台湾にいる間、生き物を飼いたがるムスメに対して
「台湾で生き物を飼うと生物検疫で日本に連れ帰るのが大変だから、
 帰国するまで飼えないよ」

と言ってきた。

それが4年くらい続くもんだと思っていたら、
2年で終わってしまった。
帰国するとムスメは
「日本に帰ってきたよ!いつ動物飼えるの?!」
とうるさく言うようになった。

母は予想外に短かったので心の準備ができていない!

「もしかしたら次の国もあるかもしれないし、
 今のマンションは狭すぎるからまだムリ」

と母の苦し紛れな言い訳をしていた。

そんなある日、
「多摩川にアカミミシいるかなあ?」
と言い出した。
ア・・・アカミミシ??
聞いたことがない。
ムスメは説明していわく
「あのカメ!耳のとこが赤くて害獣になってるやつ!」
ああ、、、ミシシッピアカミミガメ(=ミドリガメ)のことね・・・。
ミドリガメって言えばいいのに難しいほうを使いたがるのはなぜか。

で、何で多摩川にいるか気になるの?

「捕まえたら飼えるから」

つかまえるの!!!


どうやら母がなかなか動物を買ってくれないから
自分で捕まえることにしたらしい。

なんかワイルドな方向になってきた。
ま・・・まあ、捕まえられたら飼えばいいんじゃない?
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別の時。
何かのテレビで、
自称動物ハンターという人が
レアなワニ見つけて大興奮し、走って手づかみで捕まえてるのを見た。
なんかムスメの未来を見てるようだと母は少し心配した。
ふとムスメを見ると、神妙な顔をしていた。
そしてしばらくなにやら考えていたかと思ったら、
「やっぱりうちには無理そうだ…」
と悔しそうにつぶやいた。
彼女はどうやったらワニを手で捕まえられるかどうかを真剣に検討していたらしい。

あ、、真剣にやりたかったんだ・・・。
母はより心配になった・・・。

ちょっと続きます。