突然ですが、家にはもうすぐ妖怪になりそうなバッタがいた。

去年の秋にこんな日記を書いたのを覚えていらっしゃる人はいるだろうか。
近くの大学へ虫捕りに。

これを書いた時点で11匹中二匹を残してみな死んでしまっていたんですが、

なんとその中の一匹が冬を越した。


普通冬は越さないと言われているショウリョウバッタ。

他のバッタはみな秋に死んでしまった中、
旅行で数日家を空けても、
一週間餌をやるのを忘れても(※)
全く無事なショウリョウバッタが一匹。

(※)一応、常に根のついた草が虫かごに入ってはいる。

ムスメはそれはそれはもう可愛がり、
旅行などから帰ってくるたびに
「ばったさーん、元気ー?」
と見に行くし、冬休みに長めに帰省したときは
ダンナに手紙まで書いて餌のやり方を指示していた。


越冬した後はだんだん動きが鈍くなり、
ピョンピョン跳ねることは少なくなりましたが、
それでも歩いてもりもり餌を食べている。


いつまで生きるのか。
もう一冬越すんじゃないか。
そろそろ妖怪になるんじゃないか。


とみんなで話していて、ムスメも妖怪化させる気まんまんになっていたころ、
少しずつ弱りだし、春に死んでしまった。

これだけ長生きしていると愛着も沸いてくるもので、
ムスメはかなりショックだったらしい。
そのときの彼女のセリフは、
「ショックだから明日学校休む」
だった。

気持ちは分かるよ。
分かるけどね、・・・虫でこの反応だったら、
ハムスターとか犬とか欲しいとか言ってるけどムリじゃね?
犬なんか飼って死んだ日には殉死しそうです。
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