長男が無事解熱し、大型ショッピングモールに買い物がてら遊びに行きました。

そこでちょっと背筋が凍るような思いをしました。

 

子ども向けのゲームセンターで少し遊び、その場を出ようと私がベビーカーを押していてゲームセンターを背にし、その後ろを長男と夫が追いかけるように出ようとしていました。

 

すると、

「危ない!!!!!!」

と夫の大きな声が。

 

後ろを振り向くと、長男が床に横たわっているのです。

 

長男がふざけてメダルゲームのイスに乗ってしまい、降りようとしたところ体勢を崩しクルッとひと回転したのちに床に落ちてしまったようです。

夫は目の前で見ていたものの、咄嗟のことすぎて手が出なかったそうです。

 

幸い頭から落ちず、高いところでもなかったのでケガもなく泣きもしませんでしたが、打ちどころが悪かったら大事になっていたかと思うと、【人目はあって損なし】と考えさせられるものがあります。

 

確かに今回は、「夫が助けられた」訳ではありませんが、「夫がその状況を見ていた」ことは救いでした。

 

なぜなら、

・頭を打ったわけではない

・手や足は動いた(すぐに立ち上がれた)ので骨折ではない

 

ということをすぐに教えてもらえました。

長男はまだ4歳になりたてで、確実に明確に状況を説明してくれるほど話せるわけではありません。

 

もし誰も見ていなかったら・・・

実は頭を打っていて、家に帰って嘔吐が止まらなかったら・・・

 

そう思うと恐ろしくて震えます。

 

私は背を向けていたので、油断していました。

 

子どもは大人が予想し得ない動きをします。

悲しいニュースもたくさん見て来ました。

 

もちろん24時間張り付いて見ることは不可能ですし、この日のように「危ない!」と思っても脳からの指令がたどり着いた時には、時すでに遅し、頭・手・足が素早く反応するとも限りません。

 

それでも、人の目は多いに越したことなく、特にショッピングモールなどは迷子のリスクもありますので、夫がいてくれて良かったと思います。

 

以前ものすごく暑い日に、たまたま夫に用事があり幼稚園のお迎えに私が次男を連れて行ったことがありました。

その日は午前保育で11時にお迎えで、どこの道を通っても日影がないような時間帯でした。

 

ベビーカーに大きい保冷剤を入れてうちわで仰ぎながら行きましたが、帰り道では顔が真っ赤になり、火照った顔がつらそうで急ぎ足で帰りました。

 

そう考えると、夫の育休は熱中症のリスクも軽減できているので、育休を取っている間に命に関わることのリスクを回避できたかと思うと【たかが育休】とは到底思えないのです。

 

夫の立場の方がいわゆる男性育休を取ることは、

 

・産後の妻

・赤ちゃん

・兄弟がいる場合はその子たち

 

の色々な危険や命を守ることにつながります。

 

転倒転落、熱中症、病気、鬱

 

そんな生活を揺るがす、いや人生を揺るがす出来事の明暗を分ける可能性もあるのです。

大袈裟ではなく、心からそう思います、少なくとも私は。