なんとなく、目星が付いた
子どもはコントロール不可能です。
まだ2歳~3歳なんて、こちらが言っていることが理解できなかったり、あえて逆のことをしたりと手がかかる時期です。
真剣に伝えても伝わらないことも多々あります。
一生懸命育児をしているのに報われないのが育児です。
それでも向き合って、一日一日を過ごしていたのに、
どこの誰かも知らない第三者に「母親失格」の烙印を押されたようで夜も眠れませんでした。
あまりにもモヤモヤして居ても立っても居られず、近隣の家に一軒一軒ピンポンをして回ったのです。
「すみません、うち小さい子どもがいるのですが、最近子どもの声がうるさいと役所から苦情が入りまして・・・ご迷惑ではないでしょうか?もしそうでしたら申し訳ないと思い回っておりまして」
というような内容を話しました。
そこで、相手の反応を見るのです。
「あ、お子さんいたんですね」
という人もいれば、
「全く聞こえないので大丈夫ですよ」
という人もいましたし、
「たまーに聞こえますけど、うちも子どもいるのでむしろうちの方がうるさくないですか?」
という方も。
「子どもが泣くなんて当たり前よ、子どもは社会の宝なんだから子育て頑張ってちょうだい」
という優しいおばあさんもいました。
もはや、刑事の聞き込みのようでした。
物理的にも距離的にも声が届きそうな気になる家はすべて回りましたが、特に怪しそうな家はありませんでした。
ある一軒を除いては・・・