【夫の育休日記③】にも少し長男の幼稚園登園しぶりについて触れましたが、5月に入ってもまだまだ続いていました。

 

泣こうが、グズグズ言おうが、なんだかんだ休まず行っています。

「行けただけでも偉い」「休まず行けて偉い」

ポジティブな見方です。

ポジティブというのは「肯定的」という意味なので、大げさに言うのではなく事実としてそのまま・ありのままを見ています。

 

しかし、夜寝る前から「明日は幼稚園行かない」

朝起きた瞬間から「今日は幼稚園行かない」

私もスルーして淡々と支度をしていますが、

 

「今日は幼稚園で何するの?」と何回も聞いてきたり、「今日はお友だちともしゃべらないし、スポーツもやらないで外でひとりで遊んでる」と言い続けるのです。

 

幼稚園に送るまでは夫に別室で次男の世話をお願いしているのですが、泣きすぎて幼稚園の制服に手を通さない日は、夫にヘルプを出します!

助かります、私ではダメなとき、冷静になだめる第三者がいると強いのです。

夫は「言っているだけだよ、行動を見てごらん」と言うのですが、なんとかして外に連れ出しても自転車で送っているときに後ろでずっと上記のようなことを言っていると、つい真に受けて強い口調で「そんなこと言わないの!」「もう泣かない!」と言ってしまいます。

 

まだ慣れずに新しい環境が怖いだけなのかもしれません。

本当に言っているだけで弱音を吐きながらも前に進んで歩いていくタイプなのかもしれません。

 

次第に家や道中では泣かずに、朝、泣かなくなったかも?と思いきや、幼稚園に着いた途端に泣くようになったりと、毎朝毎朝心をえぐられてしまいます。

 

帰るときはニコニコで「楽しかった~!また明日も行く!」というのです(笑)

 

もしかしてうちの子、不登校予備軍なのでは?小学校に入ったときも怖いな~と今からヒヤヒヤしています(汗)

 

少し前に長男を認可外保育園に入れていたと書きましたが、そこは認可「外」だったからか通っている子が少人数で(とても良いところでしたし、サービスも認可保育園と変わらないと思いますが、やはり認可外は本当にどこも預けられない方の最後の砦的な感じでしたね)、同い年の子は長男入れて5人しかいませんでした。

しかもそのうち3人は長男と同時期に転園してしまい、いずれここに通っていても小学校同じ友だちが誰もいないということが分かっていたのです。

小学校が同じママ友もいなかったので、小学校入学の最初に友だちが誰もいなくてつまづいて欲しくないという思いもあって同じ年の友だちが多い幼稚園に入ったというのもあります。

 

そんなに考えること!?と思うかもしれませんが、先輩ママの話を聞いていると、繊細で臆病なタイプはまずは同じ学校やクラスに知り合いを作ることが大切だと言っていました。

長男にはその環境を用意してあげたいと思ったのです。

 

話は戻りますが、ある時HSP関連の本を読んでいると、HSCという言葉を目にしました。

 

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HSCとは・・・・・・刺激に敏感で影響を受けやすい子どもの特性

外的な刺激にとても敏感で、その影響を強く受ける子どものことを「ハイリー・センシティブ・チャイルド」(略してHSC)といい、近年、その特性に関する事例の報告が増えています。医学的な診断名ではありませんが、5人に1人の子がこの特性を持っているといわれています。

 

HSCは、病気ではなく「とても敏感」という個性です。敏感であるがゆえに、多くの子どもたちが気に留めないような刺激を強く受け止め、我慢できないほどの不快感を覚えたり、人の気持ちが分かりすぎて、とてもつらくなったりします。

 

そもそも子どもは、大人に比べて認知のコントロール(思考の捉え直しなど)が上手にできません。たとえば、不快な状況下でとっさに嫌な考えが頭に浮かんだ場合、その考えから距離をとったり、積極的に別のことを考えるような柔軟な対処が、まだうまくできないのです。そのため、大人が上手にそのコツを伝えながら、ストレス対処法を学習させる必要があります。

 

https://allabout.co.jp/gm/gc/485325/

「HSCとは何か・・・繊細で過敏すぎる子への接し方」から引用

 

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専門機関に診てもらったわけではありませんし、確定したわけでもありませんが、長男を見ているととても近しい気質は持ち合わせているなとは思います。

 

それが分かっているだけでも、型にはまらずもっと広い視野で見てあげようと思えるようになりました。

 

また、習い事関係を一切申し込まなかったので、14時に幼稚園から帰ってきてはYouTubeを見ている日々です。

習い事はダメでも、学べるものは日常に転がっています。

ワンオペで、余裕がなく疲れているとできないことも、夫が育休を取って家事や育児を一緒に行ってくれるだけで、学ぶ時間を作ることができます。

 

毎日ではありませんが、

 

・フラッシュカード

・国旗カルタ

・標識マークの勉強

・絵本

・クラシック流す

 

これらを行っていました。

幼稚園に行っている間にたくさんの刺激をもらい、学びを習得しているので、家にいるときくらいはゆっくりさせてあげたいという気持ちがありますので、本当にできるときだけ。

 

あとは、お友だちと遊ばせるだけでも、人間関係の構築を学べます。

公園で貸し借りを覚えたり、コミュニケーションを取ったり、「ありがとう」「ごめんね」を伝え合う練習にもなります。

 

そして、弟(次男)ができて、ヤキモチという感情を知りました。

生後7ヶ月くらいからずり這いが始まったので、お兄ちゃんのオモチャを奪いに行きます!

いずれ本格的に兄弟げんかをする日が来るでしょう。

次男も、常にお兄ちゃん(長男)の後を追いかけまわしています。

お兄ちゃん大好きで、話している言葉をじっと聞いていたり、踊っている場面を見たりと常に刺激がいっぱいです!

2人目以降は言葉や行動が早いと聞きますが納得ですね。

 

塾や習い事に行かなくても、親がとことん話しを聞いたり、質問されたら手を止めて一緒に考えるだけでも、学ぶ楽しさを教えられる、そう切り替えることができました。

 

「ママ、あれ何?」攻撃が始まりました。

やらなければならない家事があるので、それらをすべて拾うことは難しいのですが、夫に育休を取ってもらっていなかったら、つまりワンオペだったら疲弊してしまい「そんなの知らないわよ!あっち行ってテレビでも観てて!」と言っていたかもしれません。